www.youtube.com もうこの1曲目から良さが伝わるはず。ぜひベースが聴こえる環境で。
TLのみんなが言及してたから聴いたらよかったやつ。とりあえず初めて聴いたときの感想ツイをぺたぺた。
Mac Miller - Hand Me Downs https://t.co/hs9ZTFkJWt @YouTubeより Circlesを聴いてる。すごい!って感じではない(驚きや新しさがあるわけではない)けどすごく良いアルバムだな。音数少なめのリラックスしたサウンドで、退屈の一歩手前の必要十分なラインを全編で維持してるの、バランス感覚すごい
— にんず (@ninz51) September 16, 2020
https://t.co/bh80d5h4LM あんまり似た作品が思い浮かばないんだけど、サウンドだけ見るならこういうイージーリスニングなんかが近いと思う。あとはリラックスした空気という意味ではYo La Tengo『And Then ~』なんかも近い。あれのウェルメイドなR&Bバージョンとでもいうか…
— にんず (@ninz51) September 16, 2020
夜中の親密なラウンジ空間をそのまま音にしたような感じだ。あとは例えばノベルゲーの夜のシーンで流れていそうな雰囲気がある。全体的にサウンドトラックっぽい。
— にんず (@ninz51) September 16, 2020
結局このサウンドを洗練と捉えるかどうかで評価が別れる気がする でたぶんピッチなんかは洗練よりも(荒削りでもいいから)新規開拓を取るんじゃないかなという
— にんず (@ninz51) September 16, 2020
小袋成彬 コービー・ブライアントの死とAI美空ひばりを語る https://t.co/lKPRBekG1j
— みやーんZZ (@miyearnzz) February 8, 2020
(小袋成彬)結局、マック・ミラーが研磨した作品じゃない。「研磨」っていうのは作品が世に出るまでは、その最後のひと磨きを終えるまでは作品はクリエイターの手元を離れちゃいけないっていうのが僕の信条だし…
Circlesのトラックに対する「研磨」って表現はすごくしっくりくるな
— にんず (@ninz51) September 16, 2020
マック・ミラーのCirclesでちょっと価値観というか音の美的センスを変えられた感じあるな
— にんず (@ninz51) September 28, 2020
作品がリリースされるまでの経緯については以下の連ツイが詳しいです。
2018年9月に亡くなったマック・ミラーの遺族が彼の遺作を1月17日にリリースすると発表。(以下遺族によるコメント)
— SUBLYRICS (@thesublyrics) January 9, 2020
「マルコムが亡くなった時、彼は『Swimming』と対をなす『Circles』と題された作品のレコーディングに取り掛かっていました。二つの違うスタイルを持つ作品はお互いを補完しあう... pic.twitter.com/tBFDE1D3Qa
天野龍太郎による必要十分なレビューもペタリ。
上記記事から音楽性について述べられている部分を引用。
ブライオンが作り上げる音は、インディー・ロックやアメリカーナ、オルタナティヴ・カントリーの温かく生々しい質感を基調にしながら、そこにエレクトロニックなサウンドを馴染ませたもの、と言っていいだろう。その手腕は、本作でも確実に発揮されている。
ブライオン曰く〈マックと過ごした時間や交わした会話〉を基にした『Circles』は、一聴して穏やかで、とてもパーソナルなムードだ。ブライオンらしい、ドラムやギターの生音とアナログな電子音が溶け合った滑らかな質感が心地よく、呟くようなマックの歌やラップのスタイルと見事に合致し、彼の歌に寄り添いながらもそれを引き立たせている(ピアノの音が印象的な“Everybody”なんて、まるで後期ビートルズの曲のようだ)。
うおー、もうこれ以上書くことがない。アーティストの美意識が隅々まで行き渡った、洗練された美しい作品です。高級感があるというか、素材の良さが引き出されているというか…… 非常に親密なムードの穏やかな音楽なので、夜中の落ち着いた時間などに流すと良さげ。
自分はマック・ミラーについてはぜんぜん意識していなかった…ジャケットを見た覚えがあるなーとかそのくらいで、一昨年に亡くなったことすら知らなかったという有様でした。今作に触れた後だとあああ惜しいな…とか思うんですけど、まあとりあえずこの作品を聴けて良かったなと。
上でもチラッと触れましたけど、このシンプルですらすらと流れていく音楽を怠惰でつまらないと取るか・洗練の極致と取るかで評価が変わる気がします。ピッチの7.4点という評価はちゃんと客観的に見てるなーという感じがします。
そして『Circles』の製作に多大な貢献をしたJon Brionについて。
Frank OceanのBlondはアルバムとしては少し冗長な感じが否めないんだけど、Pink+Whiteは恐らく数年後も聴き返す曲だと思う。Jon BrionのストリングスアレンジとPharrel Williamsのピアノも控えめながら印象的。
— marr (@moiwiom) December 21, 2016
こちらも個人的には今までノーマークで、『Circles』に関わったと聞いて少し調べてみたらあれ、おれ知らないところでこの人の仕事にけっこう触れてるな…となったので、今後はその名前を意識していきたいと思います。Frank Ocean「Pink+White」のストリングスアレンジについては過去にこの記事でも触れたくらい好きだったので、上のツイートを見たときはマジ!?ってなりました(Wikiの曲ページのPersonnelの欄でもちゃんと名前が挙がっていた)。
偶然にもAimee Mannの『Bachelor No. 2~』(少し前にピッチのSunday Reviewsで取り上げられた)とJon Brionの唯一のソロ作(なんかツイで絶賛されてた)をJon Brionについてまったく知らない状態でつい最近入手していたので、とりあえずここらへんから触れていこうかなと……あとFiona Appleの過去作も。調べてみるとAimee Mannの1stがJon Brion初のプロデュースワークらしいです。
あと映画音楽もいろいろ手掛けているそうなので…映画観てサントラ買ったりしようと思う。まずはレディ・バードかな、『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』の監督の作品らしいので…
参考リンク:知らなかったけどずっと前からめちゃ売れてたアーティストだったらしい。マック・ミラー。