Mac Miller『Circles』

 

www.youtube.com もうこの1曲目から良さが伝わるはず。ぜひベースが聴こえる環境で。

 

 TLのみんなが言及してたから聴いたらよかったやつ。とりあえず初めて聴いたときの感想ツイをぺたぺた。

 

 

 

 

 

 作品がリリースされるまでの経緯については以下の連ツイが詳しいです。

 

 

 

 

 天野龍太郎による必要十分なレビューもペタリ。

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 上記記事から音楽性について述べられている部分を引用。

ブライオンが作り上げる音は、インディー・ロックやアメリカーナ、オルタナティヴ・カントリーの温かく生々しい質感を基調にしながら、そこにエレクトロニックなサウンドを馴染ませたもの、と言っていいだろう。その手腕は、本作でも確実に発揮されている。

ブライオン曰く〈マックと過ごした時間や交わした会話〉を基にした『Circles』は、一聴して穏やかで、とてもパーソナルなムードだ。ブライオンらしい、ドラムやギターの生音とアナログな電子音が溶け合った滑らかな質感が心地よく、呟くようなマックの歌やラップのスタイルと見事に合致し、彼の歌に寄り添いながらもそれを引き立たせている(ピアノの音が印象的な“Everybody”なんて、まるで後期ビートルズの曲のようだ)。

 

 うおー、もうこれ以上書くことがない。アーティストの美意識が隅々まで行き渡った、洗練された美しい作品です。高級感があるというか、素材の良さが引き出されているというか…… 非常に親密なムードの穏やかな音楽なので、夜中の落ち着いた時間などに流すと良さげ。

 

 自分はマック・ミラーについてはぜんぜん意識していなかった…ジャケットを見た覚えがあるなーとかそのくらいで、一昨年に亡くなったことすら知らなかったという有様でした。今作に触れた後だとあああ惜しいな…とか思うんですけど、まあとりあえずこの作品を聴けて良かったなと。

 

 上でもチラッと触れましたけど、このシンプルですらすらと流れていく音楽を怠惰でつまらないと取るか・洗練の極致と取るかで評価が変わる気がします。ピッチの7.4点という評価はちゃんと客観的に見てるなーという感じがします。

 

 

 

 そして『Circles』の製作に多大な貢献をしたJon Brionについて。

 こちらも個人的には今までノーマークで、『Circles』に関わったと聞いて少し調べてみたらあれ、おれ知らないところでこの人の仕事にけっこう触れてるな…となったので、今後はその名前を意識していきたいと思います。Frank Ocean「Pink+White」のストリングスアレンジについては過去にこの記事でも触れたくらい好きだったので、上のツイートを見たときはマジ!?ってなりました(Wikiの曲ページのPersonnelの欄でもちゃんと名前が挙がっていた)。

 

 偶然にもAimee Mannの『Bachelor No. 2~』(少し前にピッチのSunday Reviewsで取り上げられた)とJon Brionの唯一のソロ作(なんかツイで絶賛されてた)をJon Brionについてまったく知らない状態でつい最近入手していたので、とりあえずここらへんから触れていこうかなと……あとFiona Appleの過去作も。調べてみるとAimee Mannの1stがJon Brion初のプロデュースワークらしいです。

 

 あと映画音楽もいろいろ手掛けているそうなので…映画観てサントラ買ったりしようと思う。まずはレディ・バードかな、『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』の監督の作品らしいので…

 

 

 

 

 

参考リンク:知らなかったけどずっと前からめちゃ売れてたアーティストだったらしい。マック・ミラー

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