わんだふるぷりきゅあ! 第1話『はじまりは「わんだふる!」』感想 & ひろプリ雑感

https://www.toei-anim.co.jp/tv/precure/episode/summary/

 

 

 例のごとく基本はツイのまとめです。

 

 

 

 アイキャッチじゃなくて……なんていうんだ、あの、サブタイトル(エピソードタイトル)を映した一枚絵のことです。なんか妖精っぽいのがいっぱいいる。

 

 LOVEじゃん……

 

 

 これは実際にアニメを見てほしい。立ち向かういろはと、その場で足を震わせて鳴くことしかできないこむぎの対比。小型犬ってこうだよね、という愛玩寄りの視点もあるけれど、それと同じくらい、人間とその他の動物との違いのようなものを感じてしまった。人間と小型犬の大きさの違いがかすむほどの敵(ととりあえず呼称します)の巨大さ。だからいろはもこむぎと同じくらいの恐怖を感じてると思うのだけど、それでも動けるのはたぶん考える頭があるからで。(こうすればいける!)という考えがあるから怯えずに動けるんですよね。

 別にこれはだから人間の方が優れてるよねという話でもなくて。この後こむぎは何の策もないのに、(こうすればいける!)という考えもなにもないのにいろはを助けに場に飛び込むんです。考えがない……恐怖しかないのに飛び込んでくるってのはそれだけいろはを助けたいという想いが強いということで。助けたいという想いが他のすべてを上回ったということに感動する。

 形としては、「無力さが想いの強さを補強・保証してる」みたいな感じか。

 あとは必殺技なしに解決したことも驚きだった(もしかしたらプリキュアの1話はだいたいそうかも。わからんけど)。同じ「動物」だから相手の気持ちがわかるという……今後も同様の機序で物語が運ぶことがあるかもですね。

 

 令和のスマイルプリキュアなるか。スマイルプリキュアも途中で視聴が止まっています。。

 

 大きく見たら「コミュニケーション」がテーマになるのだろうか。感動の源泉だ。

 

 個人的すぎる。

 

 世界観やキャラなど、伝えなきゃいけない情報は無限にあると思うけど、言葉での説明は極力排して、絵で自然に、じっくりと描写していった。あらゆるカットに感情が乗っていた。芝居はもちろん、カメラの動きにも。

 

 単純に被写体との距離が近いとより共感してしまう。

 

 動物が身近だという世界観の描写として完璧。これも実際に見てください。TVerだと12分過ぎくらい。

 

 

 

 

 

 

 1話めちゃ良かったです。やっぱパンやフォーカスなど、カメラを意識したコンテというか絵作りがされているとすごく良いなって感じる。

 テーマ的にもすごく好みな感じ。コミュニケーション……想いを通じ合うことがテーマなのではと思っているけれど、それなら好みドンピシャでは。おれも動物と話したいよ。猫になりたい……。

 

 

 

 ひろプリも終わりましたね。キャラデザが神だったので期待してたけど、いろんな要素をまとめるのに苦労していた印象。プリキュアってホビーとしても展開する子ども向け作品ということで、前提として現代の世界を舞台にしなきゃいけないんだろうなと思うんだけど、現代の世界観でヒーローをテーマにすることがそもそも難しいと思う。わかりやすい勧善懲悪なんて今の世の中にはもう存在しないじゃないですか。悪いやつをやっつければOKみたいな、単純に解決できるような問題がもうない。そのくらいに社会が成熟し複雑化している。

 それでもヒーロー然としたヒーローを出したい……からヒーローが活躍できるような、まだあまり複雑化していない少し古い感じの異世界スカイランド)が必要になったのではないかと思う。けどそれをましろたちのいる現代世界に接続するとやっぱりどこかしら歪みというか無理が生じて……。ミクロで見ればいいところもいっぱいあったと思いますが、作品全体としてはちょっと歪(いびつ)な出来だったかも?という感想です。キャラデザや声優の演技についてはきちんと時流を捉えていたと思います。エンドカード毎回神だった。

 

 そんな感じ。もうテレビを片付けたので……リアルタイムでは見れないのですが、それでも気にせずに楽しめていけるだろうか。とりあえず今の時点では自分の好きそうな話をいっぱいやってくれそうな気がしているので期待しています。まずは1話神回ということで。