たいぼく [ブルーモメントの娘たち]、[島とビールと女をめぐる断片]

 たいぼく氏著の同人誌について、ツイで流した感想などをまとめたやつです。
 一応参考にタンブラーのリンク:たいぼくログ
 改めて眺めてみたらこの記事まっっったく画像がなくてアレなので、このたんぶらを別ウィンドウで開いて一緒に見ていくといいと思います。



 ツイ自体は11月下旬のもので、本来は11月中にまとめる気持ちだったのが仕事やらなんやらでしぼんで……しおれて……そして次のコミティアを目前にしてまた膨らんできた感じです。
 自分昨年11月のコミティアが初参戦でして、サークルチェックとかしてそれなりの気合を持って臨んだような気がするんですが、たぶんその事前のチェックですでにロックオンしてたんでしょうねたいぼくさんのこと。……あ、思い出してきました、当日の朝、クリエイター同士の横のつながりをツイ経由で辿ってた記憶が……ブラウザのタブを無限に開きつつ、あなたたちつながりすぎではありませんかと一人つぶやいた記憶が……
 
 たいぼく氏についてはそれまで全く知らず… ツイでフォローもしてないのにけっこうな頻度でTLに流れてくる存在として認識していて、コミティア行くかーとなったときにどうせならこの人のところも覗いていってみようということでロックオンしたんですね。で当日スペースに行って、持ち前の人見知りを発揮して「全部一部ずつください…」と言って、終了…(人見知りは売り子さんの気配を察知すると自分が納得するほど作品を確認できてないのにさも分かってますみたいな空気を出して作品を買っていく…) いやまあ表紙絵とか装丁とか直感で最低限のチェックはしてましたけど、これおれの好きなやつかな?…という。

 あーもうだあららしてきたので感想に入ります。こっからのは本当に読んだ直後のもの+そもそも久々のマンガ体験だったやつなのでテンションがちょっと過剰なような気もしますが、まあ察して見ていってください。

 今回買った作品は記事タイトルの2つと『歯に衣きせる』、『かくして女は鳴り止まない』の計4作
 エモが爆発して生まれたツイート
 もうダメでした
 で終了



 マンガって、読みながら頭のなかでアニメーションじゃないですけどなんというか再生するじゃないですか、そのときにその再生が滑らかにいくほど気持ちいいんですよね。作品に同調する感じ……作者に自分の読書をコントロールされる感じとでもいうか。たぶん映画にはない(小説には少しありそう)、マンガという形式の特徴だと思うんですけど……その再生がたいぼく氏の作品はとても滑らかにいって、途中リズムやテンポの変化もけっこうあるんですけどそれの移り変わりもスムーズで……もう読んでるだけで快感、という感じなんですよね。他のマンガ作品読んでてもそういう感覚を覚えることはあるんですけど、たいぼくさんの作品並にぬるぬるいくのってあんまなくて、これもう連載ではなく同人だから至れた境地なのでは、とか思ってしまうのです。うーんでもここ数年はまともにマンガ読んでないのでそんな自信のある見解ではないんですけど。。 てかそもそもみんなこんな読み方してるのか?してるよね???

 まあそんなのを抜きにしても(よくはないが)新鮮で印象的な表現がたくさんあって、例えば『かくして〜』なら
・「よりかかる」の空のふきだしいっぱいの愚痴愚痴したカット
・「祝う」の店内消灯からのハッピバ〜スデ〜の一連の流れ
・メモ帳ページのクソてきとうなサーバルちゃん
・「流す」のフミとようこのハヤセ談義
とかとか。単純にこういうクリティカルなやつが多いのでなんというか、読んだ方がお得だと思います。もう量的な、コスパの面で! あと『かくして〜』、はじめてキャラクターを継続させた作品とのことですけど、既に10巻ぐらい単行本出て関係性築いてきてないと出てこないような内容の会話ばっかしでおあ〜ってなる、なった。





 非常によい体験をしたのでみなさんとシェアしたいと思い書きました。自分も去年までちほー民でコミティアとかのイベント行けなかった人間でしたが、一度行った経験から言うと別に会場行ったからといってなにかあるわけではないです(人見知りじゃない人のは知らない)。ぶっちゃけ移動とか考えると通販の方が楽です。なので通販でぜひ買って読んでください。そしてたいぼくさんにはぜひ創作活動を続けていってもらいたいです。その創作活動が楽しければハッピーですね。WIN-WINの関係!



 さいごに:自分、大木って意味のたいぼくって言葉意識するのめちゃくちゃ久しぶりなんですけど、たいぼくさんの「たいぼく」って大木って意味のたいぼくで合ってるんでしょうか…