Please, Don't Touch Anything(2015)感想・評価

 1画面固定ポイント&クリック~パズル。

 

 

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評価:8 /10

プレイ時間:6時間(エンディング18/25)

 

 赤いスイッチとレバーだけが付いた謎の機械がある部屋に放置されるおれ。トイレへ立った同僚は「何も触るなよ!」と言っていたが……でも他にやることもないし、ねえ? ……という感じのゲーム。

 

 部屋からは出られず、だからずっと一つの画面だけで展開する脱出ゲームみたいな感じになっている。目の前には超シンプルなUI?の箱型の機械だけ。なんだけど、実はいろいろな仕掛けがあって、それを手探りで明かして様々なエンディングを見つけていく。

 

 ディスプレイに表示されるのは1画面だけ……ではあるんだけど、機械には多数の入力機器と謎が隠されていて、プレイヤーは何時間も同じ画面の前でうんうん唸り続けることになる。自分は勝手な先入観で一発芸的な短いゲームと思っていたので、実際にプレイして驚いた。え、わりと本格的にムズいんだが…?

 

 ストーリー性は希薄で、純粋なパズルに近い。メカニカルパズルというのか、日本だと『キャストパズル』とか有名じゃないですか。ああいう、立体物のパズルを二次元のゲームに落とし込んだような内容で、ゲーム的なおもしろさというよりはパズル本来?の原始的なおもしろさが強いです。(だから続けて3D版が開発されたことは自然な発想だなと思った)

 

 謎はけっこう理不尽というか直感が要求されるものもあり、エンドを全て埋めようとするとめちゃ難易度高くなります。しかし簡単なエンドもあって、最も簡単なものなら開始数秒で到達することもできるでしょう。

 自分は5時間半くらい自力で悩んで18個(たぶん)のエンドを発見。満足した~&もう無理だ~ということで残りは攻略を見ました。モールス信号に翻訳するやつとか、あと宝石を出すやつ(その先は無理でした)とかは解いたとき脳汁出ました。

 

 パズル好きには素直におすすめできる内容かと。一つの画面でここまで長く遊べたことが驚きでした。