Ori and the Blind Forest、Ori and the Will of the Wisps(2015、2020)感想・評価

 2Dプラットフォームアクション~メトロイドヴァニア

 

 

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評価:8 /10、10 /10

プレイ時間:12時間、15時間

 

 シリーズもの。BoyMeetsCaveの作者がWill of the Wispsの方を絶賛していたので気になってプレイ。

 

 ストーリーは多少好みが分かれるかもしれない(万人向け故に刺さらない)けど、それ以外の要素…グラフィック、音楽、操作性などもろもろが非常に高レベルでまとまっている。高レベルというか、もうこれ以上は望めないくらい。グラや音楽はヴァニラウェアとかベイシスケイプに匹敵するし、アクション部分に関してはCelesteなんかを連想したり。超リッチです。新しいマップに到達するたびにね、その美しすぎるグラフィックと音楽に溜息を漏らしてしまうんですよ…。雪山のマップとか水辺のマップとか素晴らしかったですね。どこを切り取っても絵になるという。

 

 Will of the WispsではRPG的な側面(主人公の能力のカスタマイズなど)がより強化され、いよいよゲームとして隙がなくなった。攻撃手段が増えて戦闘が楽しくなった。移動だけでもこんなに気持ちいいのにね。Blind~のどこでもセーブできるシステムはWill~には引き継がれなかったけどおもしろいシステムだったと思う。

 

 Blind~も悪くないんだけど、Will~の完成度はちょっと図抜けている。ゲームのベースの部分は共通なんだけど、作り込みだけでこんなに印象が変わるんだな~。この方向性ではこれ以上のものは出来ないんじゃないか?という感じの作品です。とにかく贅沢な体験だったなと思う。絵や音楽だけじゃなくてギミックもよくできていて、なんというか攻略するのがもったいなく感じるゲームでした。個人的なツボに刺さったわけでもないのに10点を付けざるを得ないクオリティ。傑作です。