Pinetop SevenのMoney From Home https://t.co/T7boN9je1Y #NowPlaying む、1stの時点でいいな… Darren Richardのボーカルは少しFather John Mistyを彷彿とさせる
— にんず (@ninz51) April 14, 2020
シカゴのバンドの97年ファースト(96年にはバンドのフロントマンDarren Richardの自主レーベルからリリースしてたっぽい?)。自分が勝手にやった00年代まとめで取り上げたバンドですね。
そのとき取り上げた作品(3rdの『Bringing Home The Last Great Strike』)とぶっちゃけ音楽性は変わらない、寂れたオルタナ・カントリー。1stの時点で完成されていた……というか自分たちの核となる音楽性を掴んでいた、ということですね。なので今から00年代のリスト作ったら外すかもしれない(代わりに今作を90年代のリストに入れる)。
改めて個人的な推しポイントを考えるのですが、やっぱりボーカルのDarren Richardの声と、歌心のあるメロディーに惹かれてるんだと思います。こういう感じの節回しに超弱いっぽい。このバンドに言及するたびに触れていますがFather John Misty……とかFlee Foxesとかが好きな人ならハマると思います。個人的には六文銭のボーカルにも通じるものを感じる。
アルバムの構成のメモですが、全13曲の、ちょうど真ん中となる7曲目がインストで、おそらくここをアルバム全体の区切りとしていたのではないでしょうか。そして個人的にはその7曲目以降(つまりアルバム後半部分)にバンドの歌心が詰まっていると感じます。具体的に言うと#9「Attic」以降の曲はぜんぶオススメです。
アルバム後半の流れが掴めるといい作品だ…という印象になる。なんかぜんぜん3rdの『Bringing Home~』に並ぶクオリティだなと感じます。こういう作品の系譜みたいなものを調べたい気持ちもある。「オルタナ・カントリー」というだけでなく、暗くて寂しい雰囲気の音楽。アンビエント……というよりはスロウコアとかの領域になるのだろうか。サッド・カントリーとか?(今思いついた造語だけど既にどこかで使われているかも) それはそれとしてオルタナ・カントリーというジャンル自体も掘りたいですね。