すみません……今回てきとうでいい?(→結局それなりに書いた)
新しいのはぜんぜん聴けてない……それは良しとして、前からそんな雰囲気を出していますが00年代の音楽をまとめようと思っていて、00年代の作品を主に聴いていたのですが、それらについてここで書いてしまうと後で書くことがなくなってしまうので、ここでは名前を挙げるだけに留めたいと思います。00年代のものではない作品については……ちょっと書きますか。。まあ10月以前に聴いてたけど取り上げ損ねた、という作品もいくつかある…というかほとんどになっちゃうなこれ。ぶっちゃけ曲レベルで聴き込めているものがあまりないのでコメントも雑になっちゃう。すいませんね…
Grateful Dead『Live/Dead』、『American Beauty』
前から『Live/Dead』はちょくちょく聴いていたけど毎回冒頭の「Dark Star」で満足してその後まで聴けていなかった。……んですけど、その後の曲も「Dark Star」に負けず劣らず名曲名演ばかりでワロタ。こりゃ名盤ですね。「St. Stephen」ははっぴいえんど(版)「雨上がりのビル街」のエンディングのリフが出てきておお、となる。まんまなので元ネタだったりするのかな。
『American Beauty』のどか~~~! そして軽い。あっさりしている。ボーカルのハモりも美しく、全体の印象としては『ロデオの恋人』とかなり被っている。「Brokedown Palace」のやや粘っこい演奏に憂いのあるメロディーラインは初期のTha Bandを彷彿とさせるし…。基本的には今挙げたようなバンド・作品に連なる作品だと思うけど、それらよりもやや後発(1970年リリースです)のせいか、サウンド面では一番洗練されているように感じます。土臭い音楽を洗練させてどうすんだ、みたいな感じもあるのですが、『Music From Big Pink』や『ロデオの恋人』(どっちも68年リリース)がフレーバーが濃すぎる~なんて感じる人がもしいれば、今作はちょうどいい感じで楽しめるのかもしれないです。
Gryphon『Midnight Mushrumps』
英国の王立音楽院出身メンバーを中心に結成された古楽器バンドの、74年発表のセカンド。そもそも古楽器のサウンド自体が新鮮でおもしろいので定期的に聴きたくなるバンドなのですが、いつもは1stを聴いているところを2ndに挑戦。全体的にトラッド感が減りよりクラシカルになった印象。なので、プログレファンは1stよりもこちらの方が入りやすいかな?(1曲目に約20分にも渡る大曲があるし…) 流してると昔の西洋の宮殿にタイムスリップした気分になります。しかし演奏が上手い。サウンドは庶民的なところもあるのだけど、演奏は宮廷のお偉いさんに捧げるそれですね。名作。
参考リンク:
gryphon、2018年に新作出してたのか…
— にんず (@ninz51) September 23, 2020
調べてみたら2018年に新作が出ていた。もうちょい調べてみたらなんと今年(2020年)にも7作目となる新作が出ていた。マジ? 実際めちゃユニークなバンドなので新作が出るのは素直に嬉しいですね。
フォーク・クルセダーズ『紀元貮阡年』
サディスティック・ミカ・バンドで有名な加藤和彦がそれ以前に結成していたバンド、フォーク・クルセダーズ……いやフォークル自体もめちゃ有名で評価高いんですけど。。そのバンドの唯一?のアルバム『紀元貮阡年』を今回初視聴。
「帰って来たヨッパライ」って曲が有名らしい。Wikiで調べると、「オリコンチャート史上初のミリオン・シングルで日本のコミックソングの代表的な作品」とのこと。流すと「おらは死んじまっただ~」と変調されたボーカルが。これ聴いたことある! へ~この曲フォーク・クルセダーズの曲だったんだ…。いやめちゃふざけた曲なんですけどね。続く「悲しくてやりきれない」。この曲も知ってるわ、超有名じゃん……坂本真綾がカバーしてたり、最近では『この世界の片隅に』のオープニングで使われてたよね。え、これもフォーク・クルセダーズがオリジナルなの、すごいな……というかふざけていた「帰って来たヨッパライ」とのギャップがすごいんですが。。
あまりにネタが多すぎるのでこのくらいにしますけど、これ、改めて聴くとすんごい偉大な作品だと思わされますね。あらゆるロック的なものの萌芽がこの作品に詰まっている。めちゃくちゃすごい作品なんですけど、自分の筆力じゃそれが伝わらなそうなので、田口史人の今作のレビューから引用。
日本ロック史に燦然と光り輝く大名盤。そのアイディアの豊富さ、消化力、大胆さ、諧謔性、エンターテインメント性、レコーディング技術、構成力、そのどれをとっても完璧な出来。呆然とするほどの完成度を誇る世紀の名盤。このアルバムを聞かずに日本のポピュラー音楽史は始まらない。
「ビートルズをどれだけ再現できるか」を競っていたような音楽状況にあって、リアル・タイムにこれだけその影響をレコーディング作品として自己の表現に消化しきった例は他に無い。それ以上に、多かれ少なかれビートルズの呪縛の下にあった日本のロックの中でこれだけ軽やかにその呪縛から脱したバンドは唯一と言っていいだろう。
『ラブジェネレーション1966-1979 新版日本のロック&フォーク・アルバム大全』 p10より
実際に作品を聴くとこのレビューで述べられていることが誇張でもなんでもない「事実」だということが分かる。いやマジ。まあそのことが分かるまでには、ある程度ロックを体系的に聴く体験が必要かもしれないですけど(自分がそれを満足にできているとは言わないけど…)。作品の革新性とか歴史的に見たときのすごさ・偉大さってある程度そのジャンルを体系的に捉えられていないとわからないんですよね。
The Mothers of Invention『Freak Out!』、ビートルズ『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』、ヴェルヴェッツ『The Velvet Underground & Nico』などの作品に並ぶ作品だと思います。マジ。ロックの”枠”を拡げたという意味でははっぴいえんどやジャックスの諸作よりもよっぽど重要な作品と言える。
驚きなのが、#4「ドラキュラの恋」や#11「レディー・ジェーンの伝説」のイントロなど、その後のUSインディーなんかでありそうなローファイなインディー・(ガレージ・)ロックのような曲も収録されていること。どうなってるんですかね…。雑多なアイデアを突っ込むのはいいんですけど、それが名曲と言えるほどの完成度にきちんと昇華されてるのが…意味わからん…… 当時の日本のロックで似たような曲ってあったのかな…
西岡恭蔵『街行き村行き』
一回通しで聴いただけでまだ全然消化できてないのだけど、すごく良かった記憶。最高傑作のような… ソングライティングが相当進化している。たぶん来年の年間ベストに入るのでは。
きっかけとしては、なにげなく流したSpotifyに登録されている数少ない西岡恭蔵作品である『'77.9.9京都「磔磔」』(ライブアルバム)の1曲目に使われている、アルバムタイトルにもなっている「街行き村行き」がめちゃくちゃ良い曲だったことがあります。たぶんこの曲に関してはライブバージョンの方がいいかな?
アレンジが全体的に豊かになっているのはおそらく製作に全面的に参加したらしい細野晴臣の仕事か。はっぴいえんど『HAPPY END』や荒井由実『ひこうき雲』(『街行き~』はまだ"村"寄りだけど)に続けて聴くと音楽性に連続性があることを感じ取れます。
かめりあ feat. ななひら『ふぉーす!』
公式作品ページ:
鉄道迷宮 (TRAIN LABYRINTH) ~抜け出せ、超宿駅~ (feat. ななひら) https://t.co/TtL9SY13eS @YouTubeより 基本はアニソンなんだけど、同じくらいテクノやらドラムンのフレーバーが混じっているのがめちゃ良い たとえばこの曲とか(イントロ、特に0:22~から一周だけ出てくるコードとか)
— にんず (@ninz51) July 29, 2020
これコードのループ二周ありました。
このテンポで4分以上持つだけのアイデアや捻りがあるのがすごいよ こんだけあったらもう一曲作れるもん多分
— にんず (@ninz51) July 29, 2020
これは10年代ベスト入っちゃうな machine girlとかと並べられそう シリーズものらしいから他にもっといいのがあるかもだけど(いやこのふぉーす!もすごい完成度なんすけど…)
— にんず (@ninz51) July 29, 2020
ななひら、よしの繋がりですずしろを掘ったときに見かけていた名前だけどスポにめっちゃアルバムある サブスクリプションのおかげでインディー系の作品にかなりアクセスしやすくなってる(ありがた~)
— にんず (@ninz51) July 29, 2020
生き急げ、加速しろと言われているような気になる
— にんず (@ninz51) July 29, 2020
ReaperでBPM960以上の打ち込みを行う方法 - cametekの日記 https://t.co/DWdnnaCHTH さっきのアルバムの作編曲した人、ブログでクレイジーな記事書いてた(コワ~…)
— にんず (@ninz51) July 29, 2020
いつ聴いた作品取り上げてるんだ…。初聴時にすごく良い!!と思ったものの、あまりにテンションが高いアルバムなので日常的に聴くには至らず……それで当時お気に入りとしてまとめなかったのだけど、さすがに今年出会った作品は今年中に取り上げておきたいなと思ったので、はい。
とにかく高密度な作品。元のテンポがそもそも速いのにそこにいっぱいデジタルでバキバキな音が詰め込まれてて、すごい(語彙…)。元気すぎておじいちゃんみたいな生活している人の日常にはあまりハマらないかもしれない。かといって移動中とか運動中に聴いたら事故っちゃうような気もするね!
アニソンとクラブミュージックの理想的な融合が今作で果たされている。…いや単なる融合じゃなくて、そこからもっと意味わからんところまでぶっ飛んじゃってるんですけど。。 エレクトリックなアニソンという意味でも、またそれ以上にコード展開に凝ったソングライティングの面でもMONACAのクリエイター陣に通じるところがあります。サウンドと曲だけでなく、ななひらによるボーカルパフォーマンスも凄まじいです。かなりお喋りというか語りのパートがあるんですけど、あまりに高密度すぎて笑っちゃうんだよな。
お気に入り曲についてちょいと…。#1「は ~とび~ と♥お ~ば~ ひ~~~~と!!!!」速い…。委員長の「アンチグラビティ・ガール」のようにオープニングでぶっ込んできます。細かな演出はクラブミュージック文脈由来だけど楽曲自体は正統派アニソン寄り。#2「鉄道迷宮 (TRAIN LABYRINTH) ~抜け出せ、超宿駅~」クラブミュージックとアニソン半々な楽曲とななひらの電波な語りと、アルバムのユニークな音楽性が一番よく表れている楽曲だと思う。新宿駅は進行形で変化し続けているフレキシブル・ダンジョンです…。#3「Ta-Ti-Tu-Teatime!」全編通してメロディーが良い。名曲だ! 初っ端からぶち込まれるサビと、続く間奏のコードを落とすところでもうみんなノックアウトされるでしょ。どうでもいいけどサビのタラララタラララっていうストリングスは坂本真綾バージョンのDown Townを思い出しますね、あっちはピアノですが。#5「You Make My Life 1UP (x127 Long ver.) 」Aメロ良すぎ問題。というかこういうコード進行には抗えないんですよ自分…。ブリッジ部分のメロとコードがすごく謎の展開をする。こういう謎の展開ってやろうとしないと出てこないんですよ。こういう部分があるとアーティストとして信頼できる。#8「IoT (※Internet of Things) の女神☆モノノン☆」またハイパーな曲だ…。ハイパーすぎてよくわからないまま終わっちゃうけど、よくよく聴くとメロ~ブリッジとブリッジ~サビという繋ぎの部分で(また)意味わからん展開してる。これテンポ落としてアコースティックなアレンジで一度じっくり曲を味わってみたい。だれかアコギとかでカバーしてみませんか、めちゃ難しそうだけど…。#9「人間 vs. 球投げロボットたまちゃんのキャッチボール対決」Aメロの2ループ目、音数減るところが好き。#10「ふぉーす!」たぶんアルバム中一番曲が展開する曲。プログレの大曲を5分に圧縮したようなもので、とにかく圧倒される。グラマラスな音色のギターの速弾きが印象的。
とにかくすごいエネルギーの籠った作品。各種サブスクにもいろいろアルバム登録されてるので、順次聴いていきたい。彼の作品のテンションと同じ高さのテンションをずっと維持できたらすごいことになると思う。というかこの高さのテンションの曲を作り続けられるかめりあさんはマジで偉人。
金延幸子『み空』
前にはっぴいえんど関連の曲として「時にまかせて」を取り上げた金延幸子の、有名な72年のアルバム。え、これも細野が関わっているんですか。というかキャラメル・ママが全面的に演奏で参加していて、そういう意味でやはり『ひこうき雲』とは近い位置にあるらしい。というか普通に『ひこうき雲』の青写真という印象がある(こっちが一年早いです)。
#2「あなたから遠くへ」#3「かげろう」に象徴されるように内省的な側面がかなり前面に出てるのが人気の理由の一つかもしれない。アルバムの2番3番の曲って普通勢いのある曲が並ぶように思うのだけど、ここではすごく穏やかな曲が配されている(この時点で他とはなんか違うな、という感想を抱く)。その流れからか、続く#4「時にまかせて」も、シングル・バージョンとは打って変わって落ち着いたアレンジになっている(特にサビのメロディーには大胆な変更が加えられている)。
もうちょい聴き込みが必要ですけど、今の時点でも傑作ですね。曲がとても良くできているので、それに合わせてすごく豪華なアレンジにもできたと思いますけど、結果的にすごくミニマルな、必要最低限なアレンジになっていて、これはこれで逆に贅沢な感じがあります(?)。とても穏やかな作品で一人の時間によく合います。というか合いすぎて曲に精神が持っていかれてしまう。。
POLLYANNAとバンめし
バンめしのおにぎりディスコ名曲すぎるな~リズムギターが本当に良すぎる…と思ってクレジット調べてたら勘違いが絡んでPOLLYANNAというバンドに行き着きました。まだこの曲しか聴いてない。余裕を見て作品聴いて、名前は憶えておきます。。
もなかのクッキングソングだ おにぎりディスコではない 勘違い
— にんず (@ninz51) November 3, 2020
ちなみにおにぎりディスコのギターは千本松仁さんという方が弾いておられるそうです。
POLLYANNA、侍文化、サンプリエ、眉村ちあきベイビーズ……多方面で活躍する保育士DTギタリスト、qurosawa氏に会いに行く! | Mikiki酒井の同業多謝 - Mikiki https://t.co/zvdn3BVtx7 さっきのは勘違いだったけど、それとは別にバンめし♪に関わってましたね、POLLYANNAの面々…
— にんず (@ninz51) November 3, 2020
あいみょんのツアーメンバーとかやってるらしい現在進行形超売れっ子ギタリストqurosawa氏。。
【天華百剣 -斬-】キャラソン『Naughty night, Magical night』試聴動画 https://t.co/RG4Qb76wLF @YouTubeより こ、これも名曲だ…ハロウィン終わったけど
— にんず (@ninz51) November 3, 2020
これは同じタイミングで知ったそこまで関係ない名曲(作詞がやぎぬまかな、作編曲が石濱翔)。
その後、そういえば今バンめしどうなってるかなと思って調べたら新曲のデモが出ていた。これが神曲でした。
【ふるさとGP】ROUND3楽曲デモ第2弾 - Blanc Bunny Bandit|バンめし♪ https://t.co/5Es9gAIhpJ @YouTubeより 笑ってしまった こういう曲に出会えるから止められないんだよ…アニソンベースでボヘミアンラプソディ作って2分に圧縮したみたいな曲だ アホアホエクストリーム神曲(まだデモだけど)
— にんず (@ninz51) November 3, 2020
メリー・バッド・メルヘンの逆さま シンデレラパレード https://t.co/Q1IwQLmQp1 #NowPlaying メリー・バッド・メルヘンのこれもすげえ…と思ったけどこれに真っ向から勝負できるような曲がまさかBlanc Bunny Banditから出るとは アリーシャ&もなかの化学反応…泣
— にんず (@ninz51) November 3, 2020
というかエクストリーム度合いで普通に上回ってるっぽいのが意味不明 メリバはダンスミュージックとしてのトラッドの範疇な感じするけどBlanc Bunny Banditの新しいのはアホテクメタルとかハードコアの文脈な気が…
— にんず (@ninz51) November 3, 2020
音楽、ヤバいのに出会うとやっぱ笑っちゃうしどうしようもなく元気になるね
— にんず (@ninz51) November 3, 2020
作編曲はARM(IOSYS)。現人神。かめりあを聴いた後だとインスト……というか速弾きしてるギターをもっと音量上げてもいいのではとか思ってしまうけど。とにかく神曲でした。
POLLYANNAの作詞作曲ベースを担当していた(過去形?)斎藤もときさんという方がすごそう。要チェックしておきます。彼が参加している「ふたりの文学」というバンドも良さそう。個人的には、両者の作品をチラッと聴くに、fhánaとLampの中間を往くような存在なのではないかと勝手に妄想しています。
なんか自分が知らなかっただけで普通に注目されていた存在だったらしいよ。
そして悲報だ。
【運営より】ROUND4に関しまして皆様へお知らせ pic.twitter.com/khV7Tgns6M
— バンめし♪公式@ふるさとGP全国大会編 (@bandandmeshi) December 22, 2020
ROUND4やってアルバム出して一区切り、だと思っていました。
【運営より】本日12月30日はアリーシャこと黒川亜理紗の誕生日です!ラウンド4再開を祈り、皆で栄光と粛清のマーチを歌いましょう。 #バンめし♪ #アリーシャ誕 pic.twitter.com/PDeYWn8iiM
— バンめし♪公式@ふるさとGP全国大会編 (@bandandmeshi) December 29, 2020
昨日のツイートを見るに再開の可能性もゼロではなさそうなので、引き続き見守っていく。
岡田拓郎『The Beach EP』
ずいぶん前に車を運転中にSpotifyがランダムで勝手に流してきてなんだこの名曲!?となったやつ。1曲目の「Shore」がべらぼうに良い。
いい記事あったので引用!
現在内外で活況を見せるサイケデリックな浮遊感を湛えたバレアリック〜ニューエイジな音像への耽溺と、無意識下で醸成された幼い日の音楽体験や心象風景が合流することになった本作に漂うのは、「2018年に現れたAOR」ともいうべき特異なムードである。
James Blackshawがボーカルを務める(!)2曲目以降はバレアリックでアンビエントな楽曲が続く。後のduennとの共作『都市計画(Urban Planning)』に繋がるような内容になっている……ような気がする(都市計画まだ聴いてないです)。
でもやっぱ1曲目の「Shore」がべらぼうに良いです。キャリアでも最もポップな曲なのではなかろうか。前に取り上げた王舟 & BIOMAN『Villa Tereze』とムードもサウンドも似ているのは偶然だろうか(『Villa Tereze』の約3ヶ月後に本作リリースです)。なんかそういう流れがあったのかな? なんかミックス作るときには2作品の曲を並べればいい感じになりそうです。
ここからは期間内に聴いた00年代の作品たち。基本作品名のみ、たまに雑なコメントが付いてます。
Dear Nora - Mountain Rock
去年ハマったGirlpoolの作品と似た空気を感じる。
Thomas Fehlmann - Honigpumpe
Andrew Pekler - Cue
Wolf Parade - Apologies to the Queen Mary
Godspeed You! Black Emperor - Lift Your Skinny Fists Like Antennas to Heaven
The Avalanches - Since I Left You
Vladislav Delay - Multila
Quasimoto - The Unseen
Shades of Blueも名盤だと思うんだけど00年代のリストでは今作の方が多く挙がる不思議。これどっち取り上げた方がいいんだ?
Cannibal Ox - The Cold Vein
名盤でした。
Convextion - Convextion
Shed - Shedding the Past
これも評価高いけどポップスの耳で聴くと多少退屈ではある。たぶんガチのテクノファンが評価しているのでは。ジャンルのお手本かのような完成度がある。
Matias Aguayo - Are You Really Lost
これもテクノファンとポップ/ロックのファンとで評価が分かれているような気がする。
Newworldaquarium - The Dead Bears
文字通りマニア向けの逸品のような。ダブでズブズブになったダウンテンポ? ずっと楽しみ方よくわからなかったけど、たぶんPendant『Make Me Know You Sweet』と同じ感じで聴けばいいんだと思います。
Laurent Garnier - Unreasonable Behaviour
Arovane - Tides
Senking - List
重苦しいホラー映画のサントラみたいな。ほぼほぼBlackest Ever Blackの音。あっちが10年始動っぽいのでこっちの方が3年早い(まあ似たようなサウンドの作品は探せば他にもあるだろうけど)。このアルバムしか聴いてないので他にももっといい作品出してる可能性はある。raster-notonからだけどコンピューターは使ってないらしい。
Destroyer - Destroyer's Rubies
取り上げるか微妙~ 正直過大評価だと思っているが…(良くないわけではない)なんかの間違いでSunday Reviewsで取り上げられないかな。
参考:Clinic's 'Internal Wrangler' Turns 20
Destroyer - Streethawk: A Seduction
The Unicorns - Who Will Cut Our Hair When We're Gone?
Robyn - Robyn
Isolée - We Are Monster
The Knife - Silent Shout
最近ちょっと良く聴こえてきたかも。昔は「好きじゃない」を超えて「嫌い」な感じだった。
Theo Parrish - Sound Sculptures
Constantines - Shine a Light
Broadcast - The Noise Made By People
思ったよりも書いてしまった。終わりです~。