年間ベストに入らなかった作品たち。手抜きの一言コメントのみですが、簡単に紹介します。正直、どれも傑作です。
(順番に意味はないです)
Motoko & Myers / Basis Key
Spencer Doranによる、日本の第四世界の音楽を紹介したミックスを彷彿とさせるサウンドを、実験的なアンビエントとダンス・ミュージックに結び付けた作品。
Sarah Davachi / Let Night Come On Bells End The Day
室内楽的サウンドで奏でられるミニマルなドローン・アンビエント。
R.I.P. Hayman / Dreams of India & China
なんかいろいろやっていたらしいRichard Haymanなる人物の過去音源をRecitalのSean McCannがコラージュ・マスタリングしたリイシュー作品。フィールド・レコーディング~アンビエント。
Key Sounds Label / リトルバスターズ! Original Soundtrack
ゲーム音楽ディスクガイドがきっかけで聴き直した作品。軽やかな遊び心と機能性の同居した、親しみやすいポップス集。
Down Hazard / Afterparty
濃い霧の向こうから鳴らされるラウンジ・ミュージック。
Factual Brains / Mind Allotropes
Sesame Street / Tiny Desk Concert
今年見た中で一番よかったライブ映像(ライブそんな見てないけど…)。最後のメドレーは絶対見てください。
Yokosawa Shunichiro / Haiji
ローファイでややレイドバックした演奏をバックに初期のオザケンを彷彿とさせるエバーグリーンなポップスを歌う。赤裸々青春ロック。
Various Artists / はっぴいえんど -バッキング音源集-
2004年に発表された『はっぴいえんどBOX』のDISC8。はっぴいえんどがバックで演奏している楽曲をまとめたもの。とてもよく聴いた。これと、あとライブ音源をまとめたDISC6、7がめちゃくちゃいいので、どうにかしてみなさんには音源を入手してほしい。自分は今は無きジャニスでレンタルしました。TSUTAYAにもあるのだろうか?
NAMCO SOUNDS / 花鳥風月シリーズ「雪月花3」
ゲーム音楽ディスクガイドで発見。ナムコ発プリクラ機のサントラ。短いながらも突き抜けたポップさ。ナムコの音楽チーム強すぎる…。
Speeder2 / Veranda
ゲーム音楽ディスクガイド関連のトークイベントで認知したアーティストの作品。MONACAあたりにいてもおかしくないポップで機能的なセンスを持っている。傑作。
Lana Del Rey / Norman Fucking Rockwell!
全体的にレイドバックした印象のサウンドの、メランコリックなバラッド集。歌詞やらコンセプトやらについて考えるべき作品とは思う。
Steve Gunn / Unseen In Between
ややカントリー色が強まった? いぶし銀のフォーク・ロック。後半は勢いを取り戻す。
Ade Hakim / ON TO BETTER THINGS
Earl~Mikeのザラザラ路線とクラウドラップの中間くらいのサウンドのヒップホップ。ループがキャッチー。
Marvin Gaye / I Want You
もこもこしたサウンドの密室ソウル。スムースさ・柔らかさがあり、雰囲気的には現代のアンビエントR&Bに近い(76年発表)。たまに環境音?として喘ぎ声的な音声が入ってくるので聴くときはTPOに注意。「Since I Had You」は神曲認定。
Pole / Steingarten
ややフリーキーで高品質なテクノ。かつてのストイックさが反転してポップになったような。(90年代の作品に比べれば)のびのびしているがちょっとヘンテコ。
Alan Sond / Clown Around Town
ゲーム音楽とニューエイジ・アンビエントの組み合わせ。たぶんB面はA面をそのまま逆回転させたものだと思うけど、気持ちよさはそこまで変わらない。
ind_fris / Sink in
日本風バレアリック? ニューエイジ/アンビエント傑作。非の打ちどころがない。次作期待。
Kanye West / Jesus Is King
生っぽいゴスペルとヒップホップ。やっぱSSW/トラックメーカーとしてすごく才能あるのでどんどん作品出していってほしい。
日向美ビタースイーツ♪ / Home Sweet Home
セラニポージのササキトモコ繋がりで見つけた……グループ? プロジェクト?の日向美ビタースイーツ♪の3枚目のアルバム。いわゆるアニソン・キャラソンというジャンルで、アルバム単位のコンセプトやまとまりはそんなにないのだけど、一曲一曲がはちゃめちゃなエネルギーを持っている。冒頭4曲はもう完璧…。初めて聴いたのはもう11月の終わりとかそんなタイミングだったのですが、そこからはもう曲単位で聴きまくってしまった。。
(この作品だけちょい真面目にコメント書いてるのはこの作品が当初年間ベストに入っていたからです。これは年ベス記事に載る予定だった文章です。)
他にもいい作品いろいろあったけどある程度自信を持って文章書けるくらいに聴いた作品はこれくらいでした。アップ遅れてすいません(怠惰…)