(未クリア)Hades(2020)感想

 ギリシャ神話の世界を舞台にしたローグライト・アクション・アドベンチャー

 

 

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暫定評価:9 /10

プレイ時間:約20時間(ハデス初回撃破まで)

 

 

 

 ストーリーをまだ完走していないのだけど、他のゲームもやりたいので区切りを付けるために執筆。

 

 ローグライト(ローグライク)・アクションと言ったら本作、みたいな印象がある。

 

 クォータービューの画面でアクションRPGをやっていく。

 

 ローグライクということで戦闘後の報酬がランダム。報酬の選択によって最適な戦術がガラッと変わる。自分の環境での話になるが、ダッシュ特殊攻撃(×ボタン⇒△ボタン)がめちゃ強化されたビルドになってしまったことがあり、そのときは親指のみでその入力をするのは苦しいので人差し指で△ボタンを押すようにしていた。このビルドのときだけモンハンポータブル特有の操作方法(「モンハン持ち」)に近いものになっていたのだ。まあこれは極端な例だが、メインで使う攻撃=頻繁に押すボタンが変わる程度の路線変更は日常茶飯事レベルで起こる。そのため毎プレイ新鮮な気持ちでプレイすることができる。

 ビルドがプレイ感覚を変える……のはまあ普通のことだが、それが実際のプレイヤーの身体の使い方にまで波及してくるのは、なかなかすごいことだと思う。自分がマジでザグレウス(本作主人公)になって武器をリアルに持ち替えたり戦術を意識的に変えたりしているような感じだ。これは実際にプレイして感じてみてほしい。

 

 ゲームバランスは適当だ。とはいえこのビルドの多様性の高さを保ちつつ適当な難易度を維持するのはたいへんなことだと思う。よくやっている。

 運に依るところもあるにはあるが、プレイヤー側のスキルでなんとかできる部分も多い。具体的に言えば敵の攻撃パターンやモーションの把握だ。なんだかんだ繰り返しプレイしていると敵の動きが掴めるようになってくる。ビルドのおもしろさだけではなく、アクションゲームとしての根源的なおもしろさもしっかりあるのが良い。

 

 そして驚かされるのが各キャラとの会話の種類の豊富さだ。ローグライクという、何度も遊べるゲームデザインを下地にしているからにはキャラクターとの会話も何度も発生するのだが……これがとにかく種類が多い。まるでそのキャラが生きているかのように、会うたびに違う言葉を投げかけてくる。

 これは基本的には「周回プレイを飽きさせないための工夫」だと思うが、Hadesはこれをピカピカに磨き上げ一つの武器にまでしていると思う。言ってしまえば、Hadesは半分くらい「キャラゲー」なのだ。Hadesは無限に遊べるアクションゲームであり、主人公がキャラクターに何度も会いに行く恋愛シミュレーションゲームでもある(言い過ぎ?)。

 

 ストーリーの評価は、まだ全体を見れていないのでできない。ハデスを一度倒してよっしゃ…!と思っていたのだが、どうやらまだストーリーは続くようだった。区切りがいいので攻略を見ることを解禁したのだが、調べるとどうやら、ここからあと10回?は周回してハデスを倒さなければいけないらしい。それは大変だなあ………………………………と、いつの間にかゲームから離れてしまっていた。

 自分の感覚としても、まだゲームを楽しむ余地はあると感じているが……同時に飽きもまあ感じている。ダンジョンの景色も特に変化ないし…。やっぱ自分は景色になにか変化がないとダメなのかも。

 

 ローグライクというスタイルでできる最善を尽くしている気がする。しかしローグライクというスタイルを超越はしていない。自分はHadesに飽きているというよりはローグライクに飽きているというのがより正確かもしれない。

 

 死神騙しを複数回強化できることに、最初は気づいていたはずだが途中から忘れてしまい、セルフ縛りプレイみたいになっていたのが苦い思い出。これに早く気づいていたらもう2,3周分……だから4時間くらいは早くハデスを初回撃破できてたかも。

 

 

 

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 ストーリーのネタバレあるっぽいけど、まあもう見ちゃおうかな。FGOのときもおもしろかったのでHadesもおもしろいでしょう。

 

 

 

余談:ローグライクとローグライト

 個人的には「不思議なダンジョン」系がローグライク、それ以外はみんなローグライトだと思っています。なのでこの記事でも最初はローグライトと呼んでたけど、だんだん使い分けがめんどくさくなってきてしまいました。