60~70年代の音楽が廃れない理由の一端

 

 

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 マジでなんのデータにも依拠していない超雑な文章なのでゆるい気持ちで読んでください。

 

 端的に言うと、「グルーヴがヤバいから」。前にツェッペリンのグルーヴヤバすぎ、という記事を書きましたが、まあツェッペリン以外にも60~70年代の作品って基本的にグルーヴがヤバくて、それがなぜかというといわゆるDAWがなかったから。原始的な録音方法しかできなかったから。

 

 録音・製作環境が整うにつれて……音楽製作の間口が広がって素人でも作れるようになるにつれて、グルーヴは音楽におけるプレゼンスを下げてきているのでは、という。そして……またろくに意味の定義もせずに言葉を使いますが、アーティストに占めるミュージシャンの割合も減っているのでは。昔はアーティストってほぼほぼイコールでミュージシャンでもあって、だからこそ強力なグルーヴを生み出せたけど、現代ではミュージシャンでなくても、楽器を使えなくても音楽を作れるので。

 別に悪い話ではなくて、今までグルーヴに向けられていた意識が、音響とか、グルーヴ以外の音楽的要素に向けられるようになったのだと思う。グリッドが生まれてからダンスミュージックすごく発展したと思うし。ただ、グルーヴにフォーカスした音楽って全体の中での割合としては減ってると思うし、その傾向は今後も変わらないと思う。

 

 というか、これがもっと進むと、そもそもリスナー全体のグルーヴを感じる能力の低下につながるのでは、という。昔の音楽ってグルーヴすごいのいっぱいあるけど、それってグルーヴの良さに快感を依存しているとも言えて、まあ何が言いたいかというとグルーヴを掴めないとあまり楽しめない作品もけっこうあって、これは多少は問題なのかもな、とか。

 

 

 

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 なんか廃れない理由を書こうと思ったら廃れる理由の話になっていた…。グルーヴを掴む能力の有無によって昔の音楽との間に断絶が生まれるのではという。しかし、個人的にはグルーヴ感の会得についてはちょっとした意見があって、それは「ディアンジェロ『Voodoo』が良くなるまで聴け」というもの。Voodooのグルーヴはデフォルメでもされてるかのように目立つものなので、一番引っかかりを感じやすいのではないかと思う。というかたぶん自分がこのルートで感覚を開発したので。ということで若い音楽ファンには積極的に『Voodoo』を勧めましょう、って͡ことさらに強調しなくてもすでにめちゃくちゃ評価されてて有名なのですが。Voodooもグルーヴが掴めないとあまり良く思えない作品では?って思う。自分が良さのわからない作品を周りがめちゃ持ち上げてるのってすごくムカつきませんか? その感情を利用してさ、Voodooの修行をさせればええねん…

 

 ということでグルーヴの感覚を養うと06~70年代の音楽からは離れられなくなるぞ、という話。主観100%の雑文ですがマジでこういう適当な思いつきも残しておこうかなとなってます最近。