夜型人間のため?のミックス作った

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 新しいミックスを作りました!

 

 

 
tracklist

Morgan Geist - Lullaby
Ford & Lopatin - Emergency Room
Erlend Øye - Sheltered Life
Isolée - Raum2
七尾旅人 - 検索少年
MYLO - Sunworshipper
豊平区民TOYOHIRAKUMIN - VERTIGO
The Foreign Exchange - Be Alright
PUNPEE - おやすみOwntime ~アバターアバター羊の夢を見るか~ Feat. Sugbebe
The Internet - Ode To A Dream (featuring Kilo Kish & Coco O.)
Bobby Hutcherson - Montara
Scott Orr - Banners
緑仙 - 夜明けまで
ATM - Offshore
Black Jazz Consortium - What's Up With The Love 
Carl Craig - Dreamland
Epsilon 9 - Lifeformation (Infernal Machine Remix)
Jukio Kallio & Daniel Hagström - Everybody Falls (Fall Guys Theme)
小林星蘭 - ジンカンバンジー ジャンプ! (劇場版サイズ)

 
 
 
 とりま流しながら読んでください…。
 
・前置き(飛ばしてよい)
 ここ数年、年末年始には休みを利用してミックスを作る習慣?風習?が自分にはあります。今回も律儀にそれに従った感じです。
 当初は2020~2021年の期間における個人的なお気に入りをまとめた、楽しくてめちゃハッピーなミックスにするつもりだったのですが、選曲・曲順決めの段階でムムム……となりまして、最終的に「Dear 夜型人間」という、わかるようなわからんようなコンセプト・音楽性に落ち着きました。
(実は名前・コンセプトにはもう一つ候補があって、それが「夜、寝ようとしたけど寝れなかった人のために」、というものでした(長い)。ぶっちゃけそんなに変わらないです。どっちでも良かった。)
 
 
 
・解説
 Dear 夜型人間……たぶん人によって「夜型人間」のイメージは違うと思いますが、自分の思う「夜型人間」のイメージをミックスで表現してみました。ミックスの音楽性を時系列順に書き出すとシンセポップ~R&B~ほんのりジャズ~ディープハウス、といった感じです。
 
 ちょいネタバレみたいな感じ(それを言ったらこの記事全部ネタバレだが…)ですが、中盤終わりに配置されている「夜明けまで」には大きな区切りの役割を持たせています。というのもこの曲以降はだんだんとテンションが上がって、やがてパリピになるからです。パリピ!? パリピ
 
 
 「夜明けまで」ではサビで『ここは夜の果て』『夜明けが待っている』と歌われるのですが、せっかくなのでミックスでもそのようにしました。どういうことかというと、この曲を「夜の果て」として、ここからだんだん夜明け=朝に向かっていきますよ~という感じで、だんだんと音楽のテンションを上げるようにしています。
 
 ということで、もうここまで来ちゃったからには朝まで行っちゃおうぜ!というノリのミックスとなっています。終盤にテンションが上がっていく構造のため、就寝時には向かないかもしれません。とはいえ音の質感やムードは「夜」とか「シティ」って感じで統一しているので、夜中、自分が活動している時間帯に聴くのがいいかもしれません。まあ究極的にはいつ聴いてもいいです。良い曲しか入れてないので…。
 
 
 
 
 
・作った感想やメモなど
 ここからはより個人的な話です。赤裸々なので読まなくてよし!
 
 中盤の豊平区民以降の流れが難産だった。決定稿の他に2つくらい流れの候補があって、1つはInscryption Original Soundtrack「G0lly's Theme」からポップ~エレクトロニカに繋ぐ流れで、ここから芳川よしのとか月ノ美兎「部屋とジャングル」あたりに持っていきたかった。もう1つはVA-11 HALL-A - Second Round「Welcome to VA-11 HALL-A」からV6「Sweet Days」に繋げる流れ。Sweet Daysから先に繋げるのがムズくて断念。どちらも他の機会でやってみたい。ここで挙げた曲たちはマジで最近ハマっていた曲たちなので使いたかったな~。部屋とジャングルはもう過去にブログで取り上げています。それ以外の曲は今月のお気に入り曲まとめで取り上げると思う。
 
 

 今回の作業でミックス中にテンポをいい感じに変える技術を習得しました。この技術は上で触れた「夜明けまで」以降の流れにて発揮されています。
 序盤の「Sheltered Life」~「Raum2」の繋ぎを、DAWWarp機能を使ってサンプルのBPMを合わせることですごく滑らかにすることができたのですが、それと同じくらい滑らかに繋ぎつつ、同時にテンポも上げていきたい~(夜明けまで~ジンカンバンジーBPMを40くらい上げなきゃなので)という願望がありました。で、ネットを探したらすぐにこの機能にたどり着きました。やったぜ。
 

 いままで累計10個くらいミックスを遊びで作ってきて、中にはもちろんだんだんテンポを上げていく流れも出てくるんですけど。それらがこの機能を使えばもっと楽に、キレイに作れたんだなあ、という……ショックが……。でも逆に、この機能を使わずに頑張って作ってるのもなかなかエライなあとも思うんですけど。
 

 (ミックス終盤について)今回、実際に繋げる作業に入る前は「Dreamland」から「What's Up With The Love」に繋ぐ想定でした。というのも、原曲を聴けば分かりますが、Dreamlandの方がテンポが遅いので。しかし、楽曲のテンション的にはDreamlandの方が上なんですよ。What's Up With The Loveの方が鎮静的。テンポの問題さえクリアできるなら、Dreamlandを後に持ってくる方がミックス全体の流れとしては自然なんですね。なので後から曲順を変更しました(この機能に気づかなかったらたぶん元の想定のまま繋いでたと思います)。
 今まで楽曲のテンポ(BPM)をかなり考慮して選曲&曲順を決めていたのですが、今後はもっとそれ以外の音楽性やムードにフォーカスできそうです。という話でした。
 
 また、作業してて今回強く思ったのが、「音の抜き差しで『体感の』テンポがめっちゃ変わる」ということでした。今回使った「Lifeformation (Infernal Machine Remix)」を一度単曲で聴いてみてほしいんですが、ひとつの曲の中ですごくテンポが変わっているように感じるんですね。いや実際変わってるのかな…? 確認はしてないんですけど。
 楽器を触った経験のある人ならわかると思うんですけど、体感のテンポって音数の多寡によってかなり変わるんですね。なので、AbletonでSong Tempoを変えるときはこの体感のテンポを意識した方がいいなと思いました。具体的には、テンポを上げるなら音数が減るとき、テンポを下げるならその逆、というふうにした方が自然に聴こえると思います。まあそんな気にしなくてもいいとも思いますけどね!
 
 
 
 そんな感じで今回の記事は終わりです。ちなみに画像はサンクラにミックスを上げる直前に撮った自室の写真にペイントでラクガキしたものです。楽しんで聴いてね。