最近観た映画の感想

 「最近」と謳いつつ今年観た映画をほぼ挙げている。

 

 

 ほとんどツイートのまとめです。

 今さらですけどツイート連続で貼ると見づらいのと、あと普通にツイ埋め込む作業がめんどくさいので連ツイの場合、最初のツイのみ埋め込んで残りは枠で囲むだけにします。また当時RTした他人のツイも貼ってます。

 以下、時系列順。

 

 

 

 

『花束みたいな恋をした』

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最後、お互いに後ろ向きで手を振るところで死にました

これはベタなんだけど、終わっても何かが残ったね的なやつで普通にじーんときた

これどうなんだろう、シンプルに労働は悪!とか言っていいやつなのかな でも実際、人間性を犠牲にしないと続かないタイプの労働がいまだに大量にあることには、人類……みたいな気持ちにはなる

普遍的な、すれ違いの話だった そのすれ違いの原因に現代社会(特に労働)が据えられて、なおさら社会~!という感じだった

サブカル的な小道具に溢れていて 実際それでめちゃくちゃ現実感があった いろいろ、というかもうめちゃくちゃあるんだけど、個人的にはくるりのファンデリア(名作!)のアナログと長岡のフェニックス花火が刺さった ぬああ~

どうでもいいけど自分は絹タイプ(ツイ見てればわかるな?) 楽な仕事に就けるかどうかも分岐点になるような気がする というか仕事とそれなりにいい距離を取れないと趣味の追求はできないよね

てか自分も学生時代、ちょうど月5万送ってもらってたよ 場所は東京じゃなかったけど

最近TLで見かけてたあれやこれや、ほとんどこの映画のネタだったね パズドラのやついいシーンだったし…

 当時はマジでこの作品の感想でネットが溢れかえっていました。たぶんRTせずにいいねで済ませたものが多い。

 

 

 

 

 

『漁港の肉子ちゃん』

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描写のメインは主人公親子の家族関係だけど、作品全体のテーマはたぶん親子だけに限ったものじゃない…病院でサッサンが言ってたことなんだろうな

懐が広いことは広いんだけど、それを強調する感じはなくて、どちらかというと自然体な雰囲気がある 泰然とした感じ これがさんまプロデュースというのはなるほどな~?という感じ

色んな人がいて、その色んな人がただ生きてるということをちゃんと描写してる感じがあって(これがサッサンの言ってたことだけど) なんかすごく良かった マリアちゃんとか二宮とか、主人公以外もしっかり描いてたから

めちゃ良い背景と、それにめちゃ馴染むキャラ作画(輪郭線!)がすごかった 海獣の子供のスタッフと聞いてあ~たしかにこんな絵だったなと

動物の鳴き声なんだこれおもしろいな~と思ってたら最後に衝撃 これがあったから主人公もちゃんと「色んな人」なんだなとよりしみじみするという…

 ぶっちゃけかなりの「奇行」で(観てない人には伝わりませんね)、これを特大の仕掛けとして使うのはかなり思い切ったなと個人的には思うのだけど、作品にすごく深みをもたらしている。主人公(キクコ)の「脱主人公化」とでも言おうか、キクコも周囲に負けず劣らず「変」でさ……この仕掛けがあることによってキクコが「主人公」という特権的な立場から「物語の登場人物の一人」になった気がするんです。そしてそのことが作品と自分のいる現実世界を直接繋げたような……そんな気がする。あんま伝わらないような気もするのでこれ以上は実際に見てみてください。

 

 

 

 

 

『竜とそばかすの姫』

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画面も音楽も演技も最高 脚本だけが…

つまりいつもの細田守

前半までは良かったけど中盤から話が謎の展開を 常になんだこの状況!?という感じで 不安定なままどんどん話が進んでいく感じはたしかにリリィ・シュシュリップヴァンウィンクル岩井俊二作品に通じる気がする(それはぶっちゃけファミリー向けの要素ではないと思うけど)

これが狙ってやってるのか自然になったのかわからんからぬぬぬ~~~!となる

中村佳穂はカンペキだった 映画がちょっと中村佳穂に引っ張られたのでは?と思わないこともないくらい キャラの自然体な感じと歌唱力の高さを両立していて、素直にすげえ…と感動した

仮想空間の表現はめちゃ良いので、劇場で観た方がいい作品ではある スクリーンと音楽がデカいとマジで作品世界に居るような気になる 臨場感! というか普通に極上のVRライブ感あった

仮想空間上ではみんなアバターを使う関係でかわいいキャラデザがいっぱい見れたのが俺得だった まあ一番かわいかったのはウミウシみたいな竜の側近AIなんですけど…

序盤は背景美術の良さがカンストしてたけど、話がよくわかんなくなってからは…

中盤以降、突っ込める(観てる間は突っ込まないけど)ポイントが多すぎて話にノレなかった 他の人はわからないけど、自分の場合感動より先に納得がある 展開に納得できないと感情を動かせない

ここ必要かな? 逆にここは足りなくない!? みたいなのが多くて そんな手掛かりだけで現場にたどり着けるのかよ!→着いてる…とか 48時間!?もう死んでるかも…→生きてるしなんか自分で脱出してきた… とか

 

 

 

 

 

『サイダーのように言葉が湧き上がる』

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  つべに公式で本編冒頭から20分くらいまでの動画が上がっています。ここには貼りませんが…。

序盤のマイルドな反社会的行為描写と、作品全体のこぢんまりとしたスケール感(SF的な、いまだ見たことのないものとか驚きといったものがほぼない)からクライマックスまではこんなものか……といった感想だったけど、クライマックスで見事にひっくり返された

クライマックスも想像をめちゃ超えるものではなかったんだけど、あれでこれだけ食らったのはそれまでの積み重ねがめちゃくちゃ丁寧だったんだな 感情曲線だっけ?(天気の子で話題になったやつ)たぶんあんな感じで丁寧に構成されてると思う

サイダー、クライマックスの綺麗すぎる盛り上がりは個人的に夜明け告げるルーのうたを思い出しました

いやクライマックス以外も良かったけどね! スマイルの、幼少期の初めて出っ歯を気にしたシーンと、「~ぼくはすき」の俳句ツイをふぁぼるかどうしようかしてるシーンは特にお気に入り(演出好きすぎて泣いた)

これはまた超個人的な感想なんだけど、サイダーのように言葉が湧き上がる、アオリとフカンのカット(特に顔)が上手いとそれだけで超強い必殺技になるんだな……と実感した作品でした

スマホに反射したスマイルのアオリの絵と、反射なんてギミックは無く、普通に俯いているチェリーの絵、心に焼きついてしまった…

ちょっと探してきました こういう魔的な魅力のあるカットがかなりあるんですよ(サイダーのように言葉が湧き上がる) 一度見たら忘れられないレベルのが

牛尾憲輔の音楽も最高 それでも序盤の倫理的な危うさは中和できてたかわからんけども… 中盤までリアリティレベルがよくわからなくて困惑していた

イシグロキョウヘイって名前気にしたことなかったけど、もしや演出と画だけでお釣りがくる感じの作品ばかりなのでは…

 キャラデザ&総作画監督アイカツスターズのキャラデザをやっていた愛敬由紀子で、個人的にその名前を初めて認知した作品となりました。やっぱこのキャラデザ好きだ…。

 上でも触れているけどけっこう作画アニメだったのでは。上では触れてないですが色彩設計もすごいですね。

 

 先ほど「魔的な魅力のあるカット」の例として挙げたアポクリ22話の良すぎる顔面に関連して。

92年生まれ 英語日本語も堪能 天才か

 

 雑誌で特集が組まれたりもしたらしい。

nlab.itmedia.co.jp

 

w.atwiki.jp

 

 

 

 

 

『岬のマヨイガ

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話のテンポがとてもゆっくりで ゆっくりで丁寧な生活がキャラクターたちの心の傷を癒していく…んだけど、観てる側もだんだんとその独特な“間”に引き込まれてのほほんとしてくる。最初は冗長だなと感じたけども!

あとこれはちょっと伝わりにくいかもしれないんだけど、話的に、ではなくて、画面的に暗いシーンが比較的多くて、そこにガチの田舎感を感じてとても良かった。街の灯りが届かない田舎って、明るい時間帯と同じくらい暗い時間帯があるんだよね。だからリアルを追求すると暗い画がけっこう出てくることに

なる。もちろん映像的には、視覚的には地味になっちゃうんだけど、それでも暗いシーンをちゃんと描いてるところに誠実さを感じた。まあこの感慨は田舎で暮らしたことがないと伝わらないかもしれないけど…

明るい時間は労働があるので、田舎での日常的な家族団欒の時間……憩い・癒やしの時間ってだいたい暗い時間帯になるんですよ。そのことがしっかりと描かれてて、すごいと思いました(語彙)。おふざけの言い争いにひよりが仲裁に入る、初めてしっかりと「家族」を感じられた象徴的なシーンが

あるんだけど、そのある意味前半のクライマックスとも言えるシーンを夜中の縁側という暗い画面で展開したことに、なんというか「本気」を感じました。幸せの絶頂みたいなシーンをこんな暗い画面で!?って、観たらみんな驚くと思う。でもそういうところに宿ってるんだよな~と…

改めて考えると後半に出てきたマヨイガLV100おもしろかったな おばあちゃんマヨイガのこと盆栽かなんかだと思ってるでしょ

マジで岩手県知事が演じてたのか

 河童集団の内の一人を演じていたようです。

淡々、とも取れるところで確かに評価は分かれるかも 演出凝ると劇的になっちゃうので、そうしたくなかったんじゃないかな、と思う

こういう感想が出るのもまあわかる

河童って赤いんや

自分にとってはお盆の帰省の代わりみたいな体験だったな

 

 

 

 

 

『ドライブ・マイ・カー』

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ちょっとネットをうろついてみる

いろいろ読んでみたけど特になにかが晴れることはなかった たぶん根本的なところからすれ違っている気が(そういう作品もそれなりにある)

 これはしばらくしてからのツイ。

 感想、少ないんですけど大切だなと思って残しておきました。結局作品のコアのような部分が自身のそれとマッチしなかったんだろうなあと思っている(こういうことはそれなりにある)。

 

 

 

 

 

『シャン・チー/テン・リングスの伝説』 

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バスでのシーンだけでもうお腹いっぱいだった あとビルの足場でのシーンだけでもう満足してた

人類、やはり精神攻撃に弱いなという感想 悪魔側は出てくるところまでは良かったけど、純粋な戦闘技術で敗北したような印象 湖の龍がめちゃ戦闘慣れしてて、ほぼ完封みたいな感じで戦ってたのすごかった 悪魔は物理無効に頼りすぎでしたね

まあ封印されてたからね たぶんいろいろ時代遅れになってたんだろうな

テンリングスに無敵貫通があったのかはわからんけど、最終的には物理ゴリ押しで勝ったのだろうか

シャン・チーも善すぎず悪すぎず、なんというか人間らしいデザインだなと思った お父さんも超越的な感じではなく、わりと俗っぽい感じが 権力欲とかふつうに唆されてるところが

あとエンディングの曲めちゃ良かったね

 

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 調べたらAnderson .Paakでした。良き。

 

素直な感想として、オリジナルの生き物含め村の雰囲気すごくよくてここ住みて~ってなったし、ラスボスこれ倒せなくね?と思ったのでちゃんと主人公が倒してすごい!って思った

 

 

 

 

 

『最後の決闘裁判』

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なに言っても蛇足になるけど、自分の場合、あの映画の感想は「ビデオカメラが発明されて良かったね」みたいな感じになる

映画の側が第三幕をTruthと明示してるから、そう言うならそうなんだろうなと思って見るわけだけど 現実では映像証拠などがなければ第一幕や第二幕の内容もその視点の主からすれば真実なわけで そも弱者側だってなんらかのバイアスがかからないわけじゃないし

だから自分の中では、あの映画は「ノンフィクションのドキュメンタリー」以上でも以下でもない、みたいな評価になる そういう出来事が、時代があったんだな、という

当時の常識や価値観といったものが高い解像度で、過剰なデフォルメなく描かれているのが誠実だなとは思った 代わりにエンタメ的な快楽性はすごく薄いけども

あの映画を観て衝撃を受けるには、他人の視点や客観性に対する想像の欠如が必要な気がするけど もしそうならば、衝撃を受ける人が少ない社会の方が成熟してるように思うな

自分があんまりノれなかったから皮肉りたい気持ちが出てきている 止めましょう 終わり

 現代的な価値観のアップデートができてない人には刺さるかも。というくらいの温度感(個人の感想です)。

 

 

 

 

 

『アイの歌声を聴かせて』

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リアリティラインが破れるギリギリのところまで話の振れ幅を大きくしてる感じで、人によっては普通に振り落とされるのでは(ぶっちゃけ破れてるか微妙~) 自分の場合、自分から話を補完していくスタイルになってギリギリ渡れたみたいな感じ

正直かなり???なところある 原作読めば解決するかな

脚本がギアスの人と知って(あのノリか!)ってなってる

謎が明かされてみれば確かに舞台装置だった 夏休みに観たかったね

詩音の誕生にはお母さんの開発とトウマの改造どっちがより寄与したの?

トウマは音声機能付けただけかと思ったけどそれだけじゃお母さんあんなに驚かないよな みたいな、そういう微妙な引っかかりがけっこうあって、個人的に盛り上がるところで盛り上がれなかった……ところがかなりある

終盤の、ビル内の機械をハッキングした?のもよくわかってない ハッキングしたらそのままネットワークに逃げられるのでは?と思ったけどワンチャンビル内でネットワーク閉じてたらな…と思ったけど改めて思い返すと普通にビル外の機械も動かしてたからな…

詩音の目的がサトミを幸せにすることだったから、サトミを幸せにする前に逃げるわけにはいかなかった…ということか

ため息

いや乗れてなかったわ、リアルタイムでは 普通に自分のリアリティライン割ってました

意欲作判定

状況ヤバくて家飛び出すのも行くアテなくて結局また家に戻るのもいいけど、メンブレのお母さんがいるのを知りつつ堂々と詩音の話をしだすのはわからん(最初流れ的にトウマの家かな?と思ったよ)

時間の余裕はないし最速でお母さんを奮起させるにはあれしかないようにも思えるけどそれはもうRTA走者の発想なんだよな

福原遥……の演技が良かったのか、単純に声が好みなのかは微妙なところ とにもかくにもサトミ役はめちゃ良かった

雨の屋上で歌った曲が一番好み

 自分のテンションの落ち込み具合に笑う。序盤の、話の牽引力すごかった。良くも悪くも強引な映画だったと思う。

 

 

 

 

 

 その他に観たものは『フリー・ガイ』『映画大好きポンポさん』『孤狼の血(2018年)』『ガールズ&パンツァー 最終章 第三話』『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』『燃ゆる女の肖像』など。特におもしろい(自分の)感想はなかったと思うので名前を挙げるだけです。

 

 スペシャルサンクス枠。今回の記事を作るにあたって超利用しました。

 

 コロナの影響もあってあまり劇場に行かなかった年でした(なぜか総括のムードになっている)。節約のためには家で過去作品を観てたほうがいいんだよな~~と思いつつも、ネットで話題になっているとつい観に行ってしまいます。ということで明日はエターナルズを観てきます。