アンビエント~エレクトロニカなミックス作った

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 新しいミックスを作りました。

 

 

・前置き(飛ばしてよい)

 前回……と言ってもかなり前で、2019年になってしまうのですが、薄い本を頒布した際におまけとして自作のミックスも一緒に配ったんですね。それで今回……というか、今年5月に新しい同人誌を頒布したときもそうしよう!と思っていたんですが……

 

 最近アップしたランキング記事、あれを作るのめんどいな…とやっているうちにこんなに時間が経っていました。

 

 前回の例に倣って、同人誌内で扱った作品の曲のみで作るということをまず考えたのですが、ランキング作る過程でそれらは嫌気が差すほど聴いていたので方針転換、「00年代の作品」という縛りだけ残して自由に作ろうと考えた結果、本であまり扱わなかったアブストラクトな感じの作品を中心に据えたミックスを作ることにしました。

 

 

 すいません嘘です。9月に偶然聴いたStephan Mathieu & Ekkehard Ehlers『Heroin』がめっちゃ良くて、おれもこういうの作りたい!というか似たような作品聴きたい!と思って探し回ったんですけど、その流れでできたのがこのミックスです。なので『Heroin』はある意味元ネタみたいな感じですが、結果から言うとそんなに似たような音楽性のミックスにはなりませんでした。『Heroin』みたいな作品、無いですね全然。

 

 

 

 

tracklist

Alejandra and Aeron - Fin Folk
Andrew Chalk & Daisuke Suzuki - Mirages
Biosphere - Dissolving Clouds
Wechsel Garland - Wirklicher
Aphex Twin - Qkthr
Samadha - Anonyme(Jan Jelinek Flotentone Vor Kalua-Remix)
Orton Socket - Hydrogen Man
Senking - Run
sora - fold air
arovane - seaside
Boards of Canada - The Devil Is In The Details
Biosphere - Altostratus
Prefuse 73 - Formal Dedications
Tape - Star Skid
Belong - Beeside
七尾旅人 - まほろ

 

 

・概要

 00年代のアンビエントエレクトロニカな曲を集めて、その中でもけっこう抽象的な感じの曲をまとめて繋げました。アンビエントとポップの中間……音が雰囲気を醸し出すすれすれの領域を攻めたつもりですが、うまくいっているかどうか分かりません。というか曲を繋げているとどうしても展開を作ろう、盛り上げようする自分が生じてきてしまって、うーん…。結局けっこうポップなミックスになっちゃったと思います。名前の「うすしおアンビエント」は後付けで、ポテチのうすしおくらいのポップさはあるな…と思って名付けました。

 

 一応00年代に発表された曲しか使っていないというのと、ほとんどの作品が同人誌で取り上げていないものなことから、同人誌…というか個人的00年代まとめのちょっとした補足みたいな側面もあります。

 

 正直言うとかなり難産でした。当然と言えば当然なんですけど、抽象的な曲を集めたのでなんというか流れが作りにくいんですよ。繋ぎも、例えばはっきりとリズムがあればタイミング合わせたり…と具体的なアプローチができるんですけど、今回はそういう取っ掛かりが少ないのでかなり雰囲気でやってます。いやまあいつも雰囲気頼りではあるんですが。

 

 どちらかというと爽やかな、朝向けの音楽性だと思います。どんなシチュエーションでもいいのですが、聴いていただけたら幸いです。(おわり)

 

 

 

 

 

 改めて振り返ったらミックス作るの10ヶ月くらいぶりで苦笑い。いやミックス作るのって良い思い出になるのでもうちょい作りたいなと思う。手の込んだ日記というか視聴記録みたいな、そういう側面があるんですよ。今年中盤だらけ過ぎました。