お気に入り曲まとめ(2018.3)

 やっていきます。

Aphex Twin / CHEETAHT7b

 『Cheetah EP』いまさら聴いたけど、思ったよりずっと真面目な作品じゃないですかこれ? リチャード100%で最初から最後まで高品質。とりあえず柔らかいコードの出てくる2曲目をピックアップ。








Fingers, Inc. / Bye Bye、Never No More Lonely、Shadows

 エレキング読者(最近全然読んでないな…)には馴染みのあるハウスクラシック『Another Side』。ぶっちゃけここら辺をまったく押さえていないので勉強しなければならない。まだ前半しか消化できていませんが名曲のオンパレードですね。DJ Sprinklesの神ミックスCDのエンディングで使われていたことが記憶に新しいです。








Pendant / KVL-LWQ featuring Pontiac Streator

Make Me Know You Sweet (OUEST099) | West Mineral Ltd.
 Huerco S.がPendantなる新名義を使って出した新作『Make Me Know You Sweet』より。まだまだ掴みきれていないけど、この曲が一番キャッチーな気がする。よくあるようなアンビエントとは違って、もっと微妙な場所をめざしているように思える。








Neu Balance / Rubber Sole

"Rubber Sole" | 1080p
 1080pのけっこう前のアルバムだけど、最近たまに聴いている。基本はkhotinの昨年の作品みたいなアンビエントサウンドなんだけど、ところどころで奇妙な音が入るので少し奔放な印象も出てくる。この柔らかさと軽やかさが同居した感じが特徴と言えるかもしれない。








Daniel Bell / Tresor.142 Globus Mix Vol.4 The Button Down Mind Of Daniel Bell

#2:ダニエル・ベルとの対話 - ele-king Powerd by DOMMUNE | エレキング
acid over the rainbow Daniel Bell - Globus Mix Vol.4: The Button Down Mind of Daniel Bell (Tresor/2000)
Globus Mix Vol.4 The Button Down Mind Of Daniel Bell (Tresor:Tresor142CD) | Tokyo Experiment
 RAが選ぶ00年代のミックス作品のリストで#2に選ばれている作品。最近金使ってないなーと思って衝動買いした作品なんだけど、結果的にとてもよいお金の使い方だった。。。めちゃくちゃいいミックスですこれ。自分はミックス音源って基本てきとうに垂れ流しておいて、ビビっとくる瞬間を待つ、みたいな楽しみ方(楽しんでるのか?)をしているんですけど、久しぶりにその「ビビっ」という感覚を味わうことができました。その感覚は長続きせずにすぐに終わってしまうこともままあるんですけど…これがキープされると「おっ……お、え、ちょっと待って、お、お、お、」という感じでだんだん顔がにやけてきます。気持ち悪いですね。
 エレキングのインタビューによれば今作はリリースは2000年ですが音源は99年の暮れには完成していたそうで。ミルプラトーの「Clicks & Cuts」が出たのが2000年なので、その前にクリックやらミニマルやらを有機的に組み込んでいた今作は相当時代の先を行っていましたね。まあそれも結果的な話であって、実際は流行りとかは特に意識せず、ただただ自分の感覚を研ぎ澄ませたんだろうなと思います。そしてそれ故に普遍的な良さが今作に宿ったのでしょう。傑作ですね。
 …どうでもいいですけど、Tresorって「トレゾー」もしくは「トレゾア」と読むのですね。今までトレーサーって読んでた… まあ人前で読み上げたことはないので傷は浅いのですが、それはほぼほぼイコールでTresorについてリアルで人と話したことがないということでもあり、少し寂しいなーと…








Ricardo Villalobos / Fabric 36

 続けてミニマル。盤を買ったのはもう相当前なんですけど、最近聴き返してようやく流れを掴めてきたのでメモ。12分半ある#9が峠で、登山で言えばそれまでが上り、それ以降が下りというイメージ。特に#10〜#12は珍しくコードがはっきりと表に出てくる部分で、個人的には山頂での昼飯というか、休憩ポイントなイメージ。#13「You Won't Tell Me」からはもう鼻歌混じりで、そのままテンションは上がり続けてお祭り騒ぎみたいになっていく。
 上りは上りで楽しいんだけど、自分がどこまで来たのか、頂きまであとどれくらいなのかが分からないと苦しくなったりもするので…
 一応、このミックスが出たのが2007年で、2000年というとまだファーストアルバム『Alcachofa』すら出ていないタイミングです(出るのは2003年)。ダニエル・ベル〜〜〜!!!








DJ Metatron / [Giegling Mix #07] This is not
Giegling / RA Label of the Month


RA: Label of the month: Giegling
 RAの2015年のベスト特集でオンラインミックスの#1として取り上げられていたやつ、当時聴いて(オープニングは神だが中盤は…)と思っていて終盤までたどり着けなかったのだけど、改めて聴いてたどり着いてやっぱええな…となりました(中盤も前よりはよく聴こえた)。曲がいい、曲が。DJ Metatronのベスト盤みたいな感じで聴くといいかもしれない。
 その下のは2014年にRAでGieglingが特集されたときに提供されたミックスで、こちらの方が統一感がありミックスとしてはより魅力的だと感じる。上のThis is not#7がええな〜と感じられた人にはぜひ下のミックスも聴いてほしい。こっちの方がレーベルが目指している「感情」によりフォーカスできているように思うんだよなあ。








DJ Bus Replacement Service / Sheffield February 2018
 ミックス音源の締めにして今回のまとめのダークホース… 3月に出会った音源じゃないけど。。

 RA: 3月のベスト・ミュージックで取り上げられていたミックス。ここでのコメントによれば2月にポッドキャストで取り上げられていたらしいが…?


 見てみるとイミフなサムネイル画像に衝撃を受けます。しかし日本語でアーティストについて詳しく説明してくれているのでぜひページに飛んでみてください。

(無言)

 アイコンう〇こやんけ。

 わからなくなった。

 ぶっちゃけ序盤くらいしか聴けていないのですが、序盤だけでも充分……充分です。元気が出たのは事実です。RAのポッドキャストのページの見出しに「大笑いしよう」と書いてありますが、それが正しい今作の用法のような気がします。4月から新入社員の方は辛くなったときにこれを聴くと全部がばからしく思えて気が楽になるかもしれません。ならないかもしれません。気分転換にどうぞ。






 ここからはアニメやらゲームやら。


NAMCO / Overture、月と王子、Lonely Rolling Star、ステキ星のさんぽはステキ、Wanda Wanda、天使風味の贈り物、さくらいろの季節、塊マーチ魂

 ゲーム「塊魂」のサウンドトラック『塊フォルテッシモ魂』より。正月に実家に帰った際、姉の運転する車に揺られながら自分の好みのエレクトロニックな音楽を流していたら姉がそれから連想したのか「塊魂の音楽聴きたくなってきた」と言って… しばらく後、そのことを思い出してツタヤで本盤をレンタルしてきたのだけど、これが超良くてな。。

 グリッチ/クリック通過後のサウンドをポップにセンス良くまとまています。ギターが出てくるとフォー・テットか!?と思ってしまう。2004年の音ですが今の耳で聴いても全く古びていません。自分がリアルタイムでキャッチしていたらすごく高く評価しそうだけど、実際はまだ自分の耳・完成が育っていなくてよくわからんかっただろうな。そしてなんとヴァイナルでリイシューされるらしいですよこれ。








一条蛍 (村川梨衣) / ほんわかハミング、夏色の風景、ハッピーパレード、ひだまり笑顔

 『のんのんびより きゃらくたーそんぐ べすと なのん!』より。アニメ本編同様にミニマルというか、アレンジに過剰と感じるところがなくとても聴きやすい。声優の声も引き立つし。メロディーもいいし、ポップスとして非の打ちどころがない。サントラもいいし最高のアニメ作品だった… 夏には劇場版も公開されるようです。








市川淳 / おいしいですっ

 未確認で進行形こと「みでし」も神アニメなんだよなあ……そして神アニメは音楽も神…… これはサントラの10曲目なのですが、短いながらも完璧なシティポップでびっくりします。どこで使われていたか分かりませんが、こういう曲をどんどん使っていくんですから映像作品って贅沢だよなあ、と。








TO-MAS / White Rabbit、Oh Dear! Oh Dear!、Eat Me Drink Me

 アニメ「アリスと蔵六」のサウンドトラック『Imagination Wondersound』より。こちらもころころとした可愛らしいサウンドがいっぱい詰まっています。CD二枚組で片方は明るめ、もう片方は暗めというふうにまとめられていて、明るい方ばかり何度も聴いてしまう。昨年のベストトラック「Chant」のTV-SIZEが聴けるのはここだけ!








Jun Ishikawa / Kirby's Dream Land 3

 個人的神ゲー星のカービィ3」の音源を入手しました。自分の幼少期に記憶に強く結びついているので客観的に見ることが難しいのですけど、それでもこの音楽はめちゃくちゃ良くて、個人的な理想の音楽の一つだと思っています。曲単位で取り上げるとキリがないのでしませんが、Grass LandとRipple Fieldの各曲はもうほんとーに大好きです。良すぎてスマホの着信音に設定してしまった。



 




 新しい音楽を聴く元気がなかなか出ません。終わり。暗いな。終わり!