(謎の労働アピール)
うーん、学生時代・無職時代は記事を上げることで達成感を得ていて、それがモチベーションにもなっていたんですけど、新しい仕事では成果がはっきりと目に見えるのでもう達成感フィーバーなんですよね。家帰ったら疲れ(肉体労働です)と満足感でもう即( ˘ω˘)スヤァなので…記事上がるタイミングが遅れるのも致し方なしですよ。そう、致し方ない。
冗談です。多分仕事に慣れればだいじょうぶ……たぶん…… 仕事で達成感得られなくなるくらいまで慣れれば…いやそれは仕事に対するモチベーションにダイレクトに響いてくるのでダメです。まあ……………………………………なんとかなるでしょ!
以下、本編。
Beck / See Water、Feather in Your Cap、Atmospheric Conditions、Teenage Wastebasket
ベックが1994年にインディーレーベルからリリースした作品『One Foot in the Grave』より。普段の生活でこういう、荒れ地の枯れ木みたいな音が映える瞬間がたまにあるんですよね。20歳弱でなんでこんなおじいちゃんみたいな音楽作ってたのか、、、天才のことはよくはわからんですね。
Andrew Pekler / Still Life
Cover Versions Album Preview by Andrew Pekler | Free Listening on SoundCloud
2012年の作品『Cover Versions』より。自分が実際に音源を入手したのは一昨年のことなのですが、いい作品だな…とは思いつつもレコードの扱いのめんどくささからあんまり数聴きませんでした。最近ようやくPCに取り込むことが出来たのでよく聴いています。
全体的に穏やかなトーンでまとめられていて、またどの曲もアナログな質感のサウンドがいい感じなのですが、特にこの曲は一瞬で場の空気を変えちゃうような力を持っていると思います。
rei harakami / approach、first period
名盤として有名な『[lust]』より。前から何度もチャレンジしていた作品なのですが、『red curb』の奔放さに魅力を感じていた自分は長尺の#2、#3で毎回挫折してしまい… いい加減諦めて飛ばして聴いていったところ案の定好みの曲が続々と…
後半の5曲はどれも好みなんですけど、ラストの2曲が特にお気に入りです。Child's View (Nobukazu Takemura) に通じるようなアンニュイな空気があります。
改めて、彼の音楽を聴くたびに(音だけで満点だな…)と思ってしまいます。3枚目も4枚目もちょ〜いい作品で、海外のメディアのリストで見かけないのが心底不思議なんですけど。。 どっかでは扱われてたりするのだろうか。
Lamp / 抱きよせたい、今夜も君にテレフォンコール
相変わらずゆっくりしたペースで聴いていっているlampですが、今回は3枚目の『木洩陽通りにて』からです。なんとなくアレンジが豪華になった? ストリングスとかばんばん使ってきます。とりあえずこの2曲はキラーチューンです。抱きよせたい、まーじでいい曲…
台風クラブ / 相棒、春は昔
岡村詩野さんなどが猛プッシュしていた台風クラブ(去年の京都の若手を集めたコンピ『From Here To Another Place』でもいい扱いされてましたね)ですが、ファーストアルバムが出ました。その名も『初期の台風クラブ』(RCサクセションへのリスペクトですかね)。最近はこういうザラついた音楽をあまり聴かなくなっていたので新鮮に聴こえます……とか言いつつ2、3回聴いたらもうクセになってきました。いや、いいですねこれ。。 勝手な期待ですけど、彼らにはParquet Courtsみたいにいろいろ試していってほしいですね。マイペースでいいので。
Acetone / If You Only Knew
ピッチフォークをてきとうに眺めてたら見つけたバンド、アセトン。リリース元が埋もれた名作を発掘しまくっているLight In The Atticなこともあり、気になってつべで音源聴いてみたら一発でやられてしまいました。いやこのギターの響きにやられない人なんているんです? レビューで例えに出されてるアーティストの名前を見て多分好きな感じなんだろうなーとは思っていたんですけど、ドンピシャでした。
まあとりあえず音を聴いてほしいんですけど… あえて言葉にするならシカゴ音響派のメンツでヴェルヴェッツの3rdを再現したみたいな感じでしょうか。え、それってつまり最高ってことでは…
蓮沼執太 / アコースティックス、Raw Town、クリーム貝塚、ストローク
2016年作『メロディーズ』より。気に入ったタイミング的に本来は先月のまとめに入れるべきだったんですけど、普通に忘れていました。2014年の『時が奏でる』がけっこう話題になっていて音源も入手していたんですけど、結局聴かずに今作から入ることになりました。
全体的にリズミカルでおもちゃのようなかわいらしい音が多くて……と書くと奔放なイメージになりそうですが、時折入るピアノとブラス、そしてなにより本人のボーカルが落ち着いた空気を加えていて、ジェントルだけどどこか落ち着きがない、みたいな独特な音楽になっています。アコースティックに寄ったVampire Weekendの1stみたいな…それだけじゃないですけどね。
以下、オンラインな感じのやつ。
D. Tiffany / Green-T、How Ru Plush ft. regularfantasy、5 Hour (Chill Out Mix)
The Genero EP | genero
Green-T | Normals Welcome
D. Tiffany - Blue Dream EP by Pacific Rhythm | Free Listening on SoundCloud
RAの7月のベストミュージック特集で見つけたアーティスト。深夜のテンションで過去作品をいろいろ聴いていった結果、とても気に入った曲が数曲。相変わらずこういう音に弱いです。
King Gizzard & The Lizard Wizard with Mild High Club / Sketches Of Brunswick East
Sketches Of Brunswick East | King Gizzard & The Lizard Wizard
国分純平さんのツイートを見て気になって聴いたら大当たり。まるで70年代に戻ったかのような暖色系のジャズロックで、プログレファンにもぜひ聴いてみてほしい内容です。GreensladeとかNucleusの名前に反応する人は多分気に入るはず。温故知新というか…いや、すばらしいです。インディーファンはここからプログレに染まっていってもいいんですよ?めちゃめちゃ、めちゃめちゃ良かった King Gizzard & The Lizard Wizard×Mild High Club "Sketches Of Brunswick East" https://t.co/Ie1aiWiLDZ
— 国分純平 (@summerbreeze_1) 2017年8月28日
Galcher Lustwerk / Dark Bliss
Dark Bliss | Galcher Lustwerk
ついに出たGalcherのフルアルバム。どの曲も3〜4分でまとめられており、どちらかといえばフロア向きだった今までの音楽性をよりカジュアルなポップスのスタイルにうまく落とし込んだという印象です。ATCQの後期作品が好きな人は聴いておいて損はないです。バンドキャンプのページにVinyl coming soon!って書いてあるんだけど、いつくるのかな。待ってます。
DJ Sports / Crack Mix 164
Crack Mix 164 - DJ Sports by Crack Magazine | Free Listening on SoundCloud
Firecracker Recordingsから出たアルバムが良かったので聴いてみたら、こちらも最高の内容でした。気持ちいい瞬間しかない。1:06:00あたりから始まる曲がどこまでもツボ。この曲を境にしてダブゾーンに突入していくのですがそちらもまた気持ちよくて… 今年のベストミックスの一つです。
Lily Konigsberg and Andréa Schiavelli / Players of the Field、Long Distance Swimming
Good Time Now | Ramp Local
Lily Konigsberg, Andréa Schiavell、8月にスプリットAL『Good Time Now』をリリース – Niche Music
正直まったく知らない人たちなのですが、TMTのレビューで4点獲っていたのを見て聴いたところ大変よかったです。そのどこか軽やかなサウンドとジェントルな歌声からはThe Magnetic Fieldsなんかを連想します(『69 Love Songs』しか聴いたことないけど…)。
単純に短い曲が多いということもありますが、アルバムの構成が巧みで気がつくともう最後の曲…なんてことがままあります。でまたリピートする、と。よくできた作品だと思います。
9月はこんな感じでした。コメントを書いたのはもう今日とか、そんなんなんですけど、選曲作業はちゃんと9月中…ではないですけど10月2日にはやりましたので、うん、オッケーです。オッケーですね? はい、じゃあまた次回。。