神キャラゲー「メルクストーリア」のすすめ(&個人的おすすめストーリーまとめ)その1


 自分が去年の2月ごろから始めて現在まで続けているゲームに「メルクストーリア」というものがあるんですが、つい先日、今までにゲーム内で開催されたイベントのストーリーをようやく全て見ることができました。そこで、現時点でのイベントストーリーの個人的なまとめも兼ねて、ちょっとした紹介記事を書こうと思います。



 まず、基本的な情報について。

公式サイト
メルクストーリア – 癒術士と鐘の音色 -(メルスト)公式サイト

 「メルクストーリア - 癒術士と鈴のしらべ -」(以下、メルスト)はHappy Elements株式会社が提供するラインストラテジーRPGです。自分は別段ゲーム業界に詳しいという訳ではありませんが、ハピエレと言えば「あんさんぶるスターズ!」が有名…なのかな? テレビでCMを見かけたことがあるように思います。そしてラインストラテジーRPG……これも自分にはちょっと説明が難しいのですが、ちょっと昔に「ベルトスクロールアクション」っていうゲームのジャンルがあったじゃないですか、ほら例えばゴールデンアックスとか(自分が生まれる前の作品ですね…)。あの形式からアクション要素を抜いて代わりにRPG要素を足した感じです。…まあ書いてて自分でもよくわからん…ってなりましたが(今年の始めにアニメ業界を席巻した「けものフレンズ」のゲームもほぼ同じゲーム性だったようですね)。

 まあゲーム性はひとまず置いといて…。このゲームの一番の魅力は、ずばり「ストーリー」です。記事タイトルに「キャラゲー」と書いてあるように、豊富なキャラクター(噂によると総ユニット数は1000を超えるとか…)も魅力ではあるんですが、自分にとっては何よりもストーリーが魅力的に映りました。まあストーリーとキャラクターってそんなはっきり分けて語れるようなものでもないとは思うんですけども。



 メルストでのストーリーについて簡単に説明しておきます。メルストではゲーム中、常に開放されているメインのストーリーと、イベントとして期間を区切って開放されるイベントストーリーの二種類があります。

 メインストーリーでは、危険なモンスターが存在する世界において、モンスターから過剰な凶暴性などを取り除き、人類と共存できるようにする「癒術士」の才能を持った主人公のお話が綴られます(個人的にはこの設定だけでもグッとくるものがあります)。こちらは主人公以外にもメインのキャラが決まっていて(記事冒頭の画像のキャラたちですね)、中盤以降は群像劇のような様相を呈してきます。

 イベントストーリーでは、メルスト世界内の様々な国を主人公が巡った際のお話が、時間にしてだいたい1〜2時間ほどの分量で語られます。メルストの世界には独自の文化・歴史を持った多くの国があり、それらは「〇〇の国」という風に呼称されています(参考)。イベントはそれらの国ごとに開催され、一つのイベントで一つの国の物語が展開されます。

 こちらはメインの方で登場していた主人公以外のメインキャラは出てきません。基本的にメインとは関係なく、独立したお話として楽しむことができるようになっています。また、こちらでは主人公とは別にお話ごとに主役が設定されていて、代わりに主人公は狂言回しに徹するようになっています。
 イベントは終了後約3か月するとクエストとして常設され、以降いつでもプレイできるようになります。



 このメインストーリーとイベントストーリーの関係は、スマホゲーを嗜んでいる人には馴染みのあるものだと思います。ただ、このイベントストーリーを徹底的に、むしろ本編よりも作り込んでくるのがメルストの特徴です。他のゲームでは、イベントストーリーはメインストーリーでの疲れを癒すような軽い話やコメディに寄った話をすることが多いんじゃないかな、と思うのですが(スマホゲーはメルスト以外にFGOしかプレイしていないので多分に偏見を含んでいます…)、メルストでは本編よりもシリアスだったり、より難しいテーマを含んだ話を普通にぶっ込んできます。いやまあコメディ調の話ももちろんあるんですけど。

 (そもそも、イベント内におけるストーリーの扱いについて、一番の目玉は限定のアイテムやユニットで、ストーリーはオマケ的な扱い、という場合もあるのでは? むしろそっちが多数派だったり?
 …まあ実際どうなのかは分かりませんが、とりあえずメルストではイベントの中心となるコンテンツは確実にストーリーです。それは最終的にイベントが全てのプレイヤーに開放されることからも察せられると思います。)

 メルストのイベントストーリーの凝り具合を表現するならば、「アニメやドラマにおける本編(メインストーリー)に対しての劇場版(イベントストーリー)、ただし劇場版は1、2か月に一度はぶっ込まれる」なんてのが感覚として近いかもしれません。FGOプレイヤーだったら「あらゆるイベントがCCCコラボイベ級」とか言えば伝わるかも? ギャルゲーだったらグランドルートに対する個別ルートかな?とかとか…
 実際、今までプレイしてきて、ゲームを構成する多くの要素の中で、メルストはストーリーに一番力を入れているのではないか、という感覚があります。というか、開発陣もストーリーの出来に手応えを感じていて、そこをもっと伸ばしていこうとしているように感じるんですよね。




 …と、ちょっと長くなってしまったので、ここで一旦区切ります。その2ではイベントストーリーをもっと楽しむ方法についてと、数あるイベントの中での自分のおすすめについて書こうとおもいます。



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