2016年ベストアルバム

1. Frank Ocean 「blonde」















2. 吉田省念 「黄金の館」











3. Cass McCombs 「Mangy Love」











4. Radiohead 「A Moon Shaped Pool」











5. Rodrigo Carazo 「Sabia suena」











6. Graham Kartna 「Ideation Deluxe」











7. Oren Ambarchi 「Hubris」











8. David Bowie 「Blackstar」











9. ミツメ 「A Long Day」











10. Maxo 「LEVEL MUSIC BEST ★ 」 & 「LEVEL MUSIC T」











11. Steve Gunn 「Eyes On The Lines」











12. Gobby 「No Mercy Bad Poet」











13. Kendrick Lamar 「untitled unmastered」











14. Foodman 「Ez Minzoku」











15. House of Dad 「House of Dad」











16. Parquet Courts 「Human Performance」











17. くるり琥珀色の街、上海蟹の朝」











18. Body-san 「Shining the Money Ball」











19. DJ Metatron 「2 The Sky」











20. Space Camp 1991 「Space Camp 1991」











次点、あるいは未消化な作品

LSDXOXO 「FUCK, MARRY, KILL」
A Made Up Sound 「A Made Up Sound (2009​-​2016)」
Objekt 「Kern Vol. 3」
NONAME 「telefone」
シャムキャッツ 「君の町にも雨はふるのかい?」
Computer Graphics 「We Have To Go」
Moodymann 「DJ-Kicks」
Terrace Martin 「Velvet Portraits」
Weyes Blood 「Front Row Seat To Earth」
Jenny Hval 「Blood Bitch」
The Caretaker 「Everywhere at the end of time」
七尾旅人 「LEFT HAND DIARIES vol.1〜3」
Quavius 「Quavius」
花澤香菜透明な女の子
空気公団 「ダブル」
Yoshino Yoshikawa 「Event Horizon」
SOPHIE 「Product」
Mr Amish 「yolk」
salami rose joe louis 「son of a sauce!」
Road Hog 「Tour de Hog
DEAKIN 「SLEEP CYCLE」
坂本慎太郎 「できれば愛を」
Steve Hauschildt 「Strands」
青葉市子 「マホロボシヤ」
OGRE YOU ASSHOLE 「ハンドルを放す前に」



 仕事が忙しいのもあり、今まで以上に新しい音楽を追えなくなってきている。しかし、そんな個人の事情とは裏腹に、非常に良質な音楽が大量に、大量に生まれ続けていた。そんな2016年でした。

 一応基準としては、作品の完成度と作品への愛着とで1:1という感じです。抽出範囲はだいたい2015/12〜2016/11。自分の怠惰な音楽生活においては一回でも通して聴ければ良作、という感じなのですが、ここで挙げた作品については思わず何度も聴いてしまいました。

 いや、2016年はほんとにポップミュージック的に豊かな年で、このリストも自分的には満足ではあるんですけど、正直、聴き逃してるものもいっぱいあるなーと感じています(特にR&B、Hiphop方面)。それらはもしかしたら来年の「よく聴いた音楽」リストで挙がってくるかもしれません。こないかもしれません。
 また、あれですね、ここまでいい作品が多いと、ほんとにどれがNo.1として選ばれてもおかしくないです。そんな状況なので、逆にどの作品を一位に選んでいるかでその人の意志のようなものを(勝手にではありますが)感じることができます。忖度することができる。ただ今回の自分のチョイスにはそういう"意志"のようなものは含まれていませんので悪しからず。もしそんなものがあればフランク・オーシャンを一位に選ぶはずがないもの(だってみんな聴いている(多分な))。そういうことはもっと影響力のあるメディアの仕事ですから。
 しかし… これを書いている自分はもうだいたい自分の好きなメディアのベスト記事を見終わった後なんですけど、やはり今回もフランク・オーシャンは一位に選ばれませんでしたね(どことは言いませんが…)。。 正直、ある程度意識の高いメディアでは、(その意識の高さによって)今後もフランクは一位に選ばれることはないんじゃないか、とすら思う。だから、もし自分のリストに意味を与えるとしたら、そういう意志によって選ばれなかった作品を拾い上げること、になるのかな……まあ後付けですが。
 まあここまでくると、逆に一位ではなく二位を見ろ!なんて見方も生まれてくるかもしれません。意志の一位、親愛の二位、みたいな。ただ(実際はどうかわかりませんが)物事ってそんなにキッパリ決められているようにも思えないし、しかもこれに関しては一位・二位ではなく三位を見ろ!とかいって無限ループしちゃうような…

 こんがらがってきたので止めにします。とにもかくにも、音楽的に非常に充実していた一年でした。

(次回は本命の、過去作品も含めたリストとなります。年末予定。)