ラブライブ!二期+劇場版感想

まあそんな内容あるもんじゃないです。

二期について、全体的には「安心して見れるようになった」という印象。いうて初見時は一期終盤のあのヒリヒリするような展開から続けて見たので、若干腰が引けてるというか、そんな感じだったのだけど、一話も二話もとにかくにぎやかで楽しくて、だんだんこちらも「あーこれ楽しんでいいんだ」となっていく。「テンポがいい」をちょっと飛び越えて「めまぐるしい」という領域に入ろうかとする程のにぎやかさだったんだけど、これはあれか、主要人数が多いってことと、それ以上に各キャラを平等に扱わなければいけないということがそうさせたんだろうか。こいつが目立ったらあいつも目立たせないといかんしそうなったらこいつも・・・みたいなスパイラルとかあったんだろうか。いや、ちゃんとテーマが決まってる回はいいんだけど、どちらかというと「コメディ」がその目的となっているような回では、一期では見られなかったようなテンションの高さが目に付いた。もう有り体に言えばそういうシーンでは「ギャグ時空」が現出していた。

二期では、一期の序盤・終盤にあったような、正直「辛い」っていうシーンはなかった。いやなかったというのはいいすぎかもしれないけど、辛いシーンの数は減り、なにより辛さの強度が落ちた。まあ辛さを求めて視聴をしているわけではないのだけれど、一期のそういうシーンの辛さってのはまさしく”衝撃”と呼べるレベルのものであって、ぼくにとってそれはこの作品の魅力の一つにもなっていた。
この「衝撃と呼べるほどの辛いシーン」がなかったことは、一期と比較した場合には確実にマイナスポイントになる・・・・・・んだけど、これを逆に良い点として見ることもできるわけで、たぶん二期は一期よりも繰り返し視聴して楽しむことができるんじゃないかな(若干苦しいか)

二期の良かったところは、うーんやっぱりエンディングになるかな。これはさすがに力を入れて作ってあり、うん、よかった。シリーズ全体の構想がほんっとよく練られている。
一期もそうだったけど、最後の3話はやばいですね。切ない。11話とかエモーショナルすぎる。辛い。あれ、ふつうに辛いんだけど。一期とはまた質がちがうけれど、これもあんま繰り返し見れないんじゃね・・・?

あとはこれも悪い点と取れるところなんだけど、一期が全体としてリアルよりだったのが二期では少しファンタジーよりになったかな、という点。まあギャグ時空はいいとしても、9話の中盤、ライブ会場に着くまでの流れは、あれはどうなんだ。あんなことさすがにありえんだろ・・・(でもほのかちゃん、一話で雨止ませてるしなあ・・・) まあ9話はその後のライブシーンで挽回どころか一気にプラスまでもってっちゃうんだけど。

個別で言えば、5話の凛ちゃん回が自分的にはよかったですね。いやまあ自分は凛ちゃんに自身を重ねているところがあるので、彼女の回が特に響いてくるのは当然ではあるんですけど。それを抜きにしても人が、自分で作った檻を壊して飛び立っていく姿には心打たれるものがあります。



二期の話はここまでとして、映画についてですけど、そんな書くことないなあ・・・ 特に自分はラブライブを思って過ごした時間があまりに少ないので。。 たぶん、一番のいい点は、ラブライブの続きが見れるってことでしょうから。そうですね、映画単体で見た場合に特筆すべきところはなかったです。



二期も劇場版も、一期を見て彼女らを好きになった人なら基本的に見て損はしないでしょう。全体のクオリティや雰囲気などは、(一期も含めて)全体を通してびっくりするほど統一されています。ただ、一期のあの重い展開を過度に評価するような人にとっては、二期・劇場版は一期よりも多少見劣りするかもしれません。まあ逆に言えば、一期はそういうのが好きな人たちにも受けるだろうな、と。
あとはあれか、これもしかしたらけっこう重要なことかもしれんけど、一期で出番が少なかった人にも二期ではフォーカスが当たるので、そこは押さえておいたほうがいいかもしれない。凛ちゃんもそうだし、個人的には希ちゃん(セクハラタロットガールなんてよんでごめんね)が好きになれたのがよかった。
ラブライブ!のおかげでこの土日は充実した時間を過ごすことができました。続編も期待しています。