Container [Lp] (2015)


最近すごくまじめな感想書いてたので、もっと軽くならないかなー、みたいな。

Spectrum Spoolsから、コンテナーの三枚目?のLP。ここから出てるLPは全部名前が同じなのでややこしいことになってる。しかしまあジャケットの雰囲気など、全体の統一感は出ている。自分としては彼の音を聴くのは今回が初めて。2012年のLPが広い範囲で好評だったので存在だけは知っていましたが。
Container - LP | Music Review | Tiny Mix Tapes
きっかけは毎度おなじみTMT(観測範囲の狭さな)。ためしにようつべで聴いて(全曲試聴できます)、おお〜となった。最近こういう音聴いてなかったのもあるけど、それを抜きにしても非常に強力な音・曲だと思う。ガツンときました。

お気に入りの曲。ボリューム最大でヘッドホンで聴いてくださいね。正直どの曲選んでもいいような気しますが。4つ打ちに三連がのっかるという、これ好きなんですよ自分。

(こういう音が久々な)今の自分にとってはもう全曲キラーチューンみたいなものなんですけど。人によってはどの曲も似たように感じられるかもしれません。まあ実際似た雰囲気なんですけど。それでも最後まで聴けるのは、まず尺の調整がうまいということがあるでしょう。全7曲で一曲平均約4分、全体で30分切るくらいのコンパクトさです。
あとはやっぱり曲がいいんでしょうね。すごくキャッチー。あれですよあれ、三分ポップをインダストリアルなテクノでやった感じ。
一応全体の流れ上では、#5でちょっとスピード落としてひと段落します。といっても始めの一分くらいなんですけど。

うーん。パワフルとしか言いようがないですねえ。ある種プリミティブな快感ですよね。思わず身体を揺らしてしまう。てかもうヘドバンくらいの勢いだ。思いっきり何かを叩きたくなる。車で大音量で流したいなあとか思うけど、事故りそうだ。非常に痛快な一枚です。

TMTがどうしてこれに満点を付けたのかわからない――というのも、今回過去の音源も少し聴いてみて、サウンドの方向性がけっこう前から一貫していることがわかったから。
RA Reviews: Container - Adhesive on Liberation Technologies (Single)

これが2013年発表の音源。あああ、かっこいい。まあそんな気にしてないんですけど。満点だったから聴いたってのもあるし。

cdほしいなーってアマゾン覗くんですけど、基本lpですね。どちらにしてもあんま数ないっぽくて、高い。内容を高密度にして尺もしくは曲数を絞るってスタイルはけっこう前から意識しているようで、すごく職人的なイメージだなあ・・・じゃなくって、要するに過去の音源もすばらしいぞこの人たぶんってことで。今回の文章も音源持ってない状態で書いてるんですけど。
とりあえず、ポップでキャッチーでアゲアゲ()な一枚ですよ。聴いてて元気出ますもん。ストレス解消にもなるし。まだ五月病な人がいたらこれを聴かせて目を覚ましてあげましょう。



8.3